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先生ブログ

<人の成功を支えてくれるもの④>

坂本英司(木崎校舎塾長)

2015年07月06日 5:27

こんにちは。 坂本英司です。 期末テストの結果はどうでしたか? 点が良かった教科もあれば、点が悪かった教科もあると思います。 点が良かった教科は素直に喜びましょう。 なぜなら、自分の努力が成功に結び付いたのだから。 では、点が悪かった教科は? これも素直に喜びましょう。 なぜなら、今のうちに自分の弱点を見つけて改善できるのだから!  それでは第4章に進みます。 (第1章~第3章を未読の場合はそちらからお読みください) <第4章> Aの受験を応援してくれた人たち、、 Aの母。 「どんな結果でも頑張るなら応援する。ダメだったら私立でもいいよ。」 「ありがとう。今までいろいろごめん。」 Aの兄。 Aの兄は成績優秀(生徒会長・テストはトップレベル・内申点はオール5)、 スポーツ万能(サッカー部部長・全国選抜・マラソン選抜)、 容姿端麗(誰でも友達・常に彼女あり・卒業時はボタンがすべてなくなる) というすべてを兼ね備えたような超人で、 当時の推薦入試で悠々と市立浦和高校に合格していた。 Aに高校進学を意識させようとAの兄が話していた楽しい高校生活の話も Aが市立浦和高校を目指したことに影響している。 「お前は絶対やればできるよ。本当の能力は俺よりあるから。」 「そ、そうかな?まぁ、ありがと。」 Aの美術の先生。 Aの美術の先生はAが不良グループと関わる前、1年生の時の担任だった。 Aは外見的には人並に部活も勉強もそこそこ両立しており、 2年生の終わりまでは内申点の平均が3よりすこし上程度だった。 しかし、美術の先生だけはいつもAに5をつけてくれた。 彫刻作りの際には、タブーである全身に着色するという奇行を犯しても、 他の生徒より発想力が優れているということで特別賞をくれたこともある。 「Aくんには才能がある。将来がとても楽しみだ。」 「ですよねー!うん、がんばります!」 Aの友人。 「Aってさー、いつも結局なんとかしちゃうよね。」 「おう、知ってる(笑)」 最終的には担任にも調査書を作ってもらえることになり、 一般入試で市立浦和高校に挑戦することになった。 Aは気づいたら寝ているという状態まで毎晩勉強を続けた。 Aはこう思ったことがある。 「偉大な作曲家が苦悩の末に名曲を生み出すときってこんな感覚かな」 そして、とうとう試験当日がやってきた。 「試験はじめ!」 試験が進むにつれAの周りには悩んだ顔、泣きそうな顔、諦めた顔。 Aは終始真剣そのものであったが、その息苦しさを楽しいとさえ感じていた。 すべての解答欄を埋め尽くすまでAの握る鉛筆は文字を奏で続けた。 それはクラシック音楽のマエストロが繰る繊細かつ壮麗な指揮のように。 「…以上で入学試験は終わりです。お疲れ様でした。」 鉛筆を机の上に置いて目を閉じたとき、 Aには自分を応援してくれる人たちの笑顔が次々と浮かんだ。 (最終章に続く:来週の日曜日に更新)
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