先生ブログ
成績を上げるための不変の法則②
坂本英司(木崎校舎塾長)
2015年10月17日 23:17
こんにちは。
坂本英司です。
来週の日曜日は漢検ですね。
10/24(土)は受験者を対象に特別対策講座を行います(参加費無料)。
一発合格を目指して指導しますので、奮ってご参加ください!
それでは昨日に続き第2章に進みます。
(第1章を未読の場合はそちらからお読みください)
<第2章>
具体的に勉強に置き換えて考えてみましょう。
「情報に振り回される」状態は大きく分けて2つ考えられます。
第一に、目の前の誘惑につられて本当に大切なものを優先できない状態です。
勉強で言えば、テレビ・ゲーム・マンガ・スマホなどがあげられます。
好きなアイドルやアニメ、中断したマンガやゲームの続きを考えながら
勉強しても頭に入らないばかりか、集中力の欠如や睡眠不足など、
不規則な生活リズムを生み出します。
これを防ぐためには、それらに「アクセスしないこと」です。
つまり、ゲームであれば押し入れにしまう、
スマホであれば必要な時間以外は電源を切るようにするのです。
「スマホは今の自分にはあまり必要ないからほとんど使わない」
こういう生徒はその先も成功し続けます。
逆に、正しい優先順位のつけ方を子供のうちに学習できないならば、
大人になってからもメディアに踊らされ、
不要なものに囲まれた生活を送ることになるでしょう。
第二に、情報に惑わされて自分の方向性を見失ってしまう状態です。
勉強で言えば、周囲やネットの評判に流され、あれこれと教材に手をつける・
塾を転々と移動する・テストの度に志望校を変更するなどがあげられます。
このサイクルを続ければ続けるほど成績は下がります。
これを防ぐためには、「考え方と習慣を変えること」です。
まず、成功するためには目標をひとつに定め、
努力を継続することが必要不可欠であると自覚し、
今の習慣を正しい方向に変えなければいけないと認識することです。
「間違えた問題を何度も解いてたらテキストがボロボロになっちゃいました」
こういう生徒はその先も成功し続けます。
逆に、一度決めたことを徹底する習慣を子供のうちに学習できないならば、
大人になってからも面倒なことから逃げ続け、
行きつく就職先は自宅警備員かもしれません。
成績を上げていく生徒は熟慮して自分のゴールとそれに達する方法を決め、
一度決めたらすこしうまくいかなかったからといって一切方針を変えません。
また、一度の成功で奢らず、初めに定めたゴールだけを見据えて行動します。
時には親や教師など、周りの言うことも聞かないくらいの執念で勉強します。
なぜならば、成功は簡単に手に入るものではなく、
努力を続けた結果として手に入ることを知っているからです。
成績を下げていく生徒は短慮にやり方を決め、
うまくいかないとすぐに諦め、他人のせいにし、
ひとつのことを継続しようとしません。
簡単に成功できる楽な方法ばかりを求め、
努力を無駄な労力と言ってバカにします。
それは「宝くじのマインド」であり、
適当でも続けていればいつかうまくいくという考えです。
しかし、うまくいくことは決してないのです。
そのため、自信を喪失し、自己嫌悪に陥り、
学力を伸ばせない状態をより強固にしていきます。
これが、成績が上がる生徒は更に上がり続け、
成績が下がる生徒は更に下がり続け、差が開き続けていく理由です。
ただ、ここで一点忘れてはならないことがあります。
それは、子供は自分の意志や感情を自身でコントロールすることが難しく、
良くも悪くも周りの環境に大きく左右されるということです。
~最終章に続く~