先生ブログ
社会科見学 あぐりパークに行きます BY 中山
代表
2016年02月22日 20:59
中山です。
実際に触れてみたこと、実物の重さや質感を覚えていること。 体験。これがあるのか、ないのか、ということが子供の感性を育てるうえで最も大事だということをアインシュタインが言っています。
実際に「見たこと聞いたこと香りを感じたことと」、それとは別で間接的に「文字で読んだこと」「ネットで画像を見たこと」、どちらも情報に触れるという意味では同じなのですが、 実際に「体験」することによってしか 手に入らない「感性」とは何なのかといえば、それは
「五感によって作られる好奇心」なのではないか、と思います。
五感によって得られた好奇心が子供の自発性を作る、ということを提唱している数学者もいます。理系離れが進んでいると言われて久しいですが、 紙媒体にせよ、ネットにせよ 「二次元」の情報 しか与えてくれません
それが実は「実際に外に出て体験する」子供の機会を奪っている。これが いわゆる自然科学に対する 積極的なアプローチの「仕方」を学ぶ機会も 実は奪っているんではないかという気がします。
個人的な話になりますが、
昔 少年野球の帰りに隣の家のザクロを分けてもらい友達と公園で食べた経験や、 野良犬に追いかけられた時に逃げ切れる道を考えた経験や、 ザリガニを釣るために仕掛けを自分達で考えた経験。 雨が降った日も外で遊ぶために公園の木と木の間にゴムホースとビニールシートで屋根を作ったこともありました。
もちろん全て初めから上手くは出来ませんでしたが、 二次元では経験できない「自分ではどうにもならない自然や他人との折り合いを作ることの必要性」
そして失敗もしながら得られた経験は 「積極性」や「工夫の楽しみ方」を自分の中に育ててくれたと思います。
今回の駿英ゼミナールの企画では 野菜の実物に 触れて、掘り起こして、土の匂いを感じて そして実際に食べてみる事 で 子供達にとって「好奇心の核」を大きく成長できる機会を作れればと考えています。
当然上手く焼けずに失敗することもあると思いますし、上手く野菜自体を引き抜けないこともあると思いますが、それが大事なんだと思います。
もちろん野菜を掘って食べるだけでなく、植物や野菜に関してのスケッチなどもしてもらいますし、事前研修で知識も増やしてもらおうと思います。
「こんな風に実際は育てられているんだ」 「野菜を作るのって大変なんだな」
「野菜を焼くのも大変だ、お母さんいつもありがとう]
こんな気持ちになってくれるだけで 大きな意義があると思います。
勉強を教えるのは当たり前ですが、駿英ゼミナールでは 子供たちの「好奇心」と「自発性」を発揮できる機会を多く 作っています。
それが一番大事ですよね。勉強の為にもそうですが、何より生きてゆくうえで最も重要な力だと思います。
是非皆さん奮ってご参加ください。