先生ブログ
我慢するとうまくいく
坂本英司(木崎校舎塾長)
2016年02月23日 5:46
こんにちは。
坂本英司です。
とうとう公立高校入試まで10日を切りましたね。
先週の日曜日は日本史講義の最終回を終え、
ひと通り私が教えられることは教え尽くしました。
講義の締めくくりで年表の最後にこっそりと
「2014年:駿英ゼミナール木崎校舎開校」
と書いたところ、生徒たちに
「何書いてるの。。」
と呆れられ、
「書いちゃったじゃん!」
と怒られ、しまいには
「年表に書くなら福沢諭吉を超えないとダメですね」
と叱咤激励?されてしまいました。
曰く、天は人の上には人を作らないとのことなので、
すでに同レベルということで勝手ながら満足しておきます(笑)
良い結果を出し続ける人はいつでもリラックスしています。
それは、リラックスしている状態がベストだと分かっているからです。
大変なときほど、行動は真剣に、表情はスマイルでいたいものですね。
受験までの残り期間は学習した内容を消化することだけに集中しましょう。
消化に必要なのは咀嚼回数です。みなさん、あと何周できるでしょうか。
さて、今回からは我慢することについてお伝えしていきます。
みなさんは「マシュマロ実験」をご存知でしょうか。 これは心理学者のウォルター・ミシェルによって、 1960年代後半から1970年代前半にかけて、 スタンフォード大学などで児童を対象に行われた実験です。 内容は以下のとおりです。
食べ物に好き嫌いがない子供を1人ずつ小部屋に呼び、 その子の前にひとつのマシュマロが乗った皿を置きます。 そして、学者はその子に向かってこう言います。 「ちょっと15分くらいここで待っててね。マシュマロは食べてもいいよ。 でも、私が戻るまでマシュマロを我慢できたらもう一個あげるね。」 そう言って子供を一人きりにして15分待ちます。
結果はおよそ3分の2の子供が我慢しきれずにマシュマロを食べてしまい、 残りの3分の1の子供は我慢してもう1個のマシュマロを貰ったそうです。 その後、14年経ってからの追跡調査では、 我慢できた子供のグループの方が学校の成績が良く、 さらに40年後の追跡調査では年収や社会的地位においても、 我慢できた子供のグループの方が高いという結果が出ました。 つまり、短期的な快楽よりも長期的な快楽を選択できるかどうかで、 人生の後半になってから大きな差が出てくると言えます。 長い人生の中で大人になってからも成功し続けるためには、 自分の快楽・苦痛(y軸)に時間軸(x軸)を設定する必要があります。
ちょっと今までの生活を振り返ってみましょう。 こんな経験はありませんか?
定期テストの一週間前。 そろそろ焦りだしてテスト勉強に取り組む。 ちょっと休憩しようかなーと思ってリビングに行ってみると、 そこでは家族が楽しそうにテレビを観ていた。 休憩は10分くらいと決めてたはずなのに、 ドラマ、バラエティー、歌番組、やめられない止まらない。 ついそんな時間を過ごしてしまい、数時間経った後。 ふと我に返り時計を見ると、、23時30分! 何も進んでないのにいつの間にか寝る時間になっていた・・。 あとは、こんな経験はありませんか? 定期テストの3日前。 提出課題が終わらず今日もつい徹夜してしまう。 ちょっとお腹が空いたなーと思って冷蔵庫を開けてみると、 そこにはカロリーたっぷりのジュースとポテトチップス。 いつも体型を気にしているはずなのに、 パクパク、ゴクゴク、やめられない止まらない。 ついそんな日々を過ごしてしまい、定期テストが終わった後。 恐る恐る体重計に乗ると、、プラス2.5キロ! あれだけ頑張ったつもりだったのにテストもやばい予感・・。 さて、これらは何が問題なのでしょうか。 マシュマロ実験に照らし合わせて考えてみましょう。 (次回に続く)