先生ブログ
公立入試本番
山本直樹
2016年03月02日 20:06
こんにちは。
講師の山本です。
本日は公立高校の受験がありました。
講師陣も朝から駅や学校へ生徒達の激励に駆けつけました。
受験を終えた生徒から今年の入試問題を早速見せてもらいましたので
ここで、私が普段指導している国語と社会について分析してみます。
「国語」
問題の傾向は変わっていません。評論は「人類学」テーマにしたものであり
昨年の芸術論に比べればはるかに読みやすいものでした
今回の文章はヒトと類人猿の対比とその原因・結果を意識して読んでいくと
ほとんど答えにたどり着くことができます。
長めの記述も空所前後の言葉を手掛かりにしていけば、ある程度答えの場所を
特定することができたと思います。結構点数を稼げたのではないでしょうか。
物語
物語文自体は高校生の友情・交流をテーマにしたものでしたから読みやすかったのではないでしょうか。
それほど複雑な心理描写も出てきてはいないので、登場人物の言動や行動を
素直に肯定的に受け止めていけば、選択問題などはさほど難しくはなかったでしょう。
その中で、問4の記述問題は国語の試験全体を通しても最も難しかったのではないでしょうか。
なぜなら、ここの答えは「文章中の言葉を使って説明する」ことが困難だからです。
答えの箇所(段落・行数)は特定できると思います。
しかし、文中の言葉をそのまま使うと、空所前後の言葉に繋がりません。
従って、登場人物の考えていることをまとめ、自分の言葉を補って説飯なければなりません。
これは結構勇気がいることなのです。だって文章中に書いてない言葉を答えに用いるわけですから。
「文章中に書いてないけど、こんな言葉使っていいのかな?」と懐疑的に答えを書くことに普通はなります。
でも、きっとウチの生徒達は果敢に挑戦してくれたはずです。
なぜなら、去年の3月からこのような問題に取り組み、更に直近の予想問題で2度も今回のような問題に対峙してきたわけですから!!
普段通りの実力を発揮指していれば何の問題もないはずです。
きっと良い結果がもたらされるでしょう。
国語の話が長くなったので。社会はまたの機会にしましょう。
ただ、今年の社会は簡単だった気がします。