先生ブログ
暖かくなってきました。
山本直樹
2012年04月17日 22:25
今年は例年よりも桜の開花が遅いと言われていましたが、
いつの間にか盛りも過ぎ、もう散り始めてしまいましたね。
皆様は、お花見に行かれましたか?
私は先日、家族で近くの公園に家族でお花見に行ってきました。(塾でも社会科見学で行く機会を検討中です。たくさんの生徒たちに来てもらいたいです)
2歳の娘もようやく、花の美しさ・鮮やかさを理解するようになってきました。
そんな娘が花見の様子を見てしきりに
「なんで(桜の下で)ご飯食べてるの?」と質問してきました。
みなさんは、どのように答えますか?
最近、こんな当たり前のような質問がたくさん出てきて困り果てています。
うまい切り替えしが出てくればいいのですが・・・
質問の答えを考えるたびに、普段「何気ない当然のもの」について
あまり考えていない、本当は理解していないということに気づかされます。教養不足ということなのでしょうか?
果たして、自分は子どものときどうやって世の中の常識を理解したのでしょうか。
先ほどの質問(なぜ桜の花でご飯を食べたのか)の答えで最も簡単なのは、
「そういうものなの・そういう決まりなの」といったものでしょう。
私もつい言ってしまいそうになります。
でも、そうすると私みたいに「本当は何も知らないのに知った気になっている人間」に
なってしまいそうな気がして、相手を2歳と考えずに誠実に答えるようにしています。
(多分、娘はほとんど理解していないでしょうが・・・)
生徒にも同様です。折角疑問に思った気持ちもつれない答えでは
質問する気も失せてしまうかもしれません。(これでは好奇心は育ちません。勉強したいとも思わないで、学校の勉強も、漢字検定も、英語検定も、数学検定にも勇気をもって挑戦したいとは思えません)
子どもたちの疑問を大切にし、それに対し誠実に答えられるよう、
日々勉強していきたいと思います。
先日の「花見」に関する質問の答えも、『8代将軍徳川吉宗が「享保の改革」の節制
により溜まった町民の不満を解消させる、ガス抜きとして「花見」を推奨した。』
ということを思い出し、「世の中の嫌なことを忘れるためだよ」と伝えました。
すぐに「嫌な世の中なの」と質問をかぶせてきました。
なかなかスルドイ質問です。
確かに、今も江戸時代も改革を行う際に「痛み」はつきものです。
今も昔も、桜を見ながらぶちまける不満は同じなのかもしれません
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