先生ブログ
*頼りになる高校生*
2018年11月02日 23:46
みなさん、こんにちは。
講師の鈴木です。
中山先生のブログで頼りになる高校生の話がありましたので、本日は高3生のKくんについて書こうと思います。
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高3のKくんは駿英ゼミナールに小5から通い始め今に至りますので、塾に在籍して今年が8年目です。
駿英の中ではベテランですね。笑)
先日、高3のKくんの通っている高校を目指したい生徒(中3のAくん)がいるから、一緒に話をしてほしいとお願いしました。最初は「え~、模試の勉強したいからな~」と言いながらも、事前に2人で打ち合わせをしましたが、こちらが伝えてほしい内容を高3のKくんはしっかりと理解してくれていて、
「○○の話もした方が良いですよね?」「□□の話はどうしようかな?」
と、なんだか楽しんでいるようにも見えました。
そして当日。
高3のKくん、中3のAくん、私の3人で、授業後に座談会を開きました。
事前の打ち合わせで、私が司会役をする予定でしたが、ほぼ必要なかったと思います。最初の話すきっかけは私からの発信でしたが、私が自習をしている中3から質問を受けていると、その間高3のKくんが自ら中3のAくんに質問をしたり自分の体験談を話をしてくれたりと、いつの間にか2人で盛り上がっていました。
高3のKくんが中3の入試の時に話した志望動機は、中3のAくんも感心していました。
「ぼくの志望動機と比べ物にならないくらいしっかりしている。ちゃんと考えないと…」
と思い直してくれるほどでした。
Kくんは小学校でのエコ活動や、駿英ゼミナールでの社会科見学や教養クラスで、多くのことに興味の幅を広げていました。特に「環境分野」に興味があったようです。「生活は豊かになってきているけれど、豊かにすることによって環境破壊が引き起こされてしまっている。それをせずに自分たちの生活をもっと豊かにできるようなことがあるのではないか。このことを勉強するのにふさわしいのが今の高校であったと話していました。
また高3のKくんは、
「安心して受験できるように、埼玉県内での併願校も考えた方が良いよ」
(中3のAくんが都内の私立高校を併願としていたので)
「入試に出てくる問題よりも上のレベルの問題は絶対やるべき。」
などの入試に向けてのアドバイス、期末試験の目標設定、自由時間の使い方など、打ち合わせにないことまで考えて話をしてくれました。そして、とにかくもっと頑張らないと駄目だよと何回も言ってくれました。
中3のAくんも私たちに言われるよりも、近い存在のお兄さんに話してもらうことにより、いつも以上に響いたようでした。次の日に、別途Aくんと2者面談をしましたが、
「昨日話を聞いてやる気が出ました。現状もっと頑張らないとまずい。」
と、いつも以上にやる気に満ち溢れた目をして話をしてくれました。
やる気を引き起こしてくれた高3のKくんですが、入塾当初の小学生時代は大変な時期もありました。
宿題を忘れ、中山先生に怒られて泣いたり、Kくんは公立一貫校の中学受験クラスでしたが、受験も無理やり中山先生にやらされているだけだと何かの言い訳にしたりと、今のKくんとは別の人間じゃないかと思う位、Kくんを怒る回数も多かったのです。ですので、習慣の作り方を徹底して身に着けさせ、最初の土台をしっかりと作れたからこそ、自主性を持った子に成長し、高校受験でも自分の行きたい高校を自信を持って目標にできたと思いますし、達成が出来たのだと思います。ご両親に塾の方針を理解していただけたのもありがたいことです。
今は大学受験に向けて、ここでも自分の目標を達成するために頑張っています。私もできる限りサポートをするつもりです。
そして、高3のKくんのように、頼りになり、生き抜く力を持った子どもたちを育てていきたいなと思います。