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先生ブログ

学年関係なし!

鈴木啓子

2019年02月22日 14:47

みなさん、こんにちは。

講師の鈴木です。

 

少しずつ暖かい日も増えてきて、春に近づいてきているんだなと嬉しくなります。

ただ、ここから花粉が飛んでくるのだけが辛いですね…

みなさんもお気をつけ下さい。

 

表題にあるのは、教養クラスでの出来事です。

教養クラスは、学年関係なしの縦割りクラスです。下は小学校1年生から上は小学6年生まで参加しています。

どの学年の子どもたちも考えながらも出来るように、パズルの内容や難易度は考えて出していますが、

それでも6年生は知識が多い分、少し有利になることもあります。

「こんなの余裕!」「30秒でできるもんね!」

など最初は高学年の子どもたちは声高らかに言います。

低学年の子どもたちは、

「速く解けなくてもいいって先生が言ってるもん!」「ちゃんと考えることが大切でしょ?」

と負けずに言い返します。

(低学年の子たちの方が大人だなぁ)と思いながら、様子を見て、できた子には丸付けをしていきました。

 

この時は仮説パズルをやらせていましたので、ナンバープレイス、迷路、複雑な天秤問題など様々なタイプのクイズをやらせていました。

高学年の子たちはどんどん解いていくので、低学年の子たちと差が開いていくのですが、あるパズルになった時に、高学年の子たちがみんな手が止まってしまいしました。

それはナンバープレイスのパズルでした。教養クラスでも何度か扱っていましたし、なんならその日高学年の子たちがサクサク解いたパズルの中にもナンバープレイスはありました。

何が違うかというと、マスのサイズでした。

最初は4×4のサイズでしたが、止まった時のサイズは9×9のときでした。

↓こういったものです。

後ろから見ていてもわかりましたが、明らかにテンションの下がった後ろ姿でしたね。笑)

その間、低学年の子どもたちはコツコツパズルを解き進め、ついに高学年の子たちが悩んでいるパズルに到着しました。

低学年の子たちも手が止まってしまうかなと様子を見ていましたが、

「大きくなってもルールはさっきと一緒でしょ?」「簡単だよ~」

と言って、サクサクと解いてしまいました。

「学年なんて関係ないもんね♪」と言って、どんどん高学年の子たちの差を広げていってしまいました。

 

高学年の子たちに、再度ルールを確認させると、さっきのは何だったのかというくらい、手が動き始めました。

「余裕出していたのがいけなかったんだな…」と高学年の子たちは振り返り、その日の教養クラスを終えました。

 

教養クラスは、速く解くことよりも、じっくり考えて解いてもらいたいと思っています。

「ああでもない、こうでもない、ならこれはどうだ?」とじっくり考えることで、子どもたちの考える力はどんどん伸びていきます。

低学年の子も、高学年の子も、お互いにその日の授業では学ぶことがあったと思います。

今後も教養クラスでは成功体験も失敗体験もできるように、様々な題材を扱っていきますので、どうぞご参加ください。

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