先生ブログ
子供の変化 ~夏期合宿
2019年08月20日 16:23
「もう夏の宿題は終わらせましたよ。午前中に勉強してたので」
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
うえに書いたのは、お盆の後半に生徒の家に電話した時に聞いた言葉です。
彼は ほぼほぼ無理やりに近い形で 夏の合宿に送り込まれました。 普段の生活習慣や 家での勉強態度含め ご両親としては何とかならないかというので中1の時に当塾へ来た、中2の男子です。
最近は塾の宿題や学校の課題は何とかやるようになってきました。でも やはり長期休みです。学校も無い長期休みの 日中のひどい生活習慣を何とかしたいというお母様の要望で、本人は嫌がっていましたが 塾の方からも本人に話をし 半強制的に3泊4日の合宿に連れて行きました。
行ってみてしまえば 大体なんとかなります。行ってしまえばかなりの量をやり切っていました。それで自信が付き、埼玉帰宅後も一人で宿題をやり切ったということです。
合宿に連れて行くこと何が良いかというとまずは
①スマホ、ゲーム機からの隔離
です。
基本的には 夕方の休憩時間以外は 講師の方で電気機器は預かります。
「何かあった時の連絡手段」「調べるときに使う」
そういった 御託は一切受け付けません。 何のために合宿に来ているのか? お父さんお母さんは何のためにお金を出して合宿へ行かせてくれたのか? そういった話を最初にします。
感謝をして、合宿だから身に付けられることを優先する
「正しい生活習慣」「勉強の絶対量を作る」この2点を目標と考えたときに 必要ないものや誘惑からは遠ざけます。
これを経験するのって難しいですよ。今は特に。 常に手元に電気機器はあります。 ただここを無理やりにでも遠ざけたときに、どれだけ自分たちが集中できるのか、力を継続できるのかを合宿で一度「体験させる」これが大事です。後々本当に効いてきます。
②早寝早起きの威力を体感
これも寝るときには携帯を預かっていますし、テレビもありませんから、みんな11時には完全消灯、6時に起きます。
みんな体調良いですよ。一日。今回も誰ひとり体調不良者は出ませんでした。 そうすると上記の子の様に「普段から午前中に勉強しとく方が良い」という思考回路にもなりますよね。
休憩時間は綺麗な公園で体を動かします。 だから夜の自習もはかどります。本当に良い4日を過ごしたと思います
③勉強の絶対量を作る
これも大きいです。 邪魔なものを排除して、中学2年生も3年生も 毎日11時間は勉強します。
「あれだけやった」「頑張ればこれくらいやれる」
という天井を上げておくことで、 普通にやってこれくらい、の量が上がるのと、何より自信が付きます。 厳しい場面、諦めそうな場面でも一歩頑張れる子は 「あれだけやったんだ」という絶対値を過去に持っています
野球やサッカーの強豪校の子達が本番に強い、勝負所で決められるのもそうした「過去」「経験」を積んでいるからですよね。そうしたものを合宿では作れるし、 必ず全員やらせ切りたいと考えています
そして冒頭の子のセリフですね。 宿題をやっておらず居残りをさせられ、 学校の宿題は出ていないと親にうそをついて やらずに済ませてきた子の発言とは思えないですよね。(実際にやっていました。チェックはしています)
「子供が変わってきた!」やはりこれが一番だと思います。合宿に限らず、いつも先生達と話しているのは「子供の変化」を作ろうということです。 結果や数字ももちろん大事ですが、 それはまぐれもあります。次に続くのかも分かりません。しかし
「この子何か変わってきた」とご家庭が感じられることが出来るくらいの変化があるということは、それは確実に こどもの「習慣」が変わってきている ということです。 プロセスですよね。結果を出すまでのプロセス。毎日の習慣を駿英ゼミナールでは変えていきます。
駿英ゼミナールでは
「子供が変わりました、自分から机に向かうなんて、前からは考えられない」
こんな小さな変化で良いと考えています。小さいですが「子供から変わっていく」という 自主的な変化が見えてくれば 、そこからはこちらもたゆまず支えていければ 必ず結果もついてくると思っています。
合宿だけではなく、普段の授業やキャリア教育、個別面談や社会科見学も含め、まずは小さな一歩、小さな変化から、駿英ゼミナールでは 子供の成長をあと押ししていきます。小さな一歩が子供の可能性を広げていきます。今後もお任せください。