先生ブログ
アウトプットする能力を
2019年09月25日 16:46
こんにちは。
講師の山本です。
先日、息子の保育所の保護者交流会に参加してきました。
そこで、人事課で仕事をされているお父さんと知り合いになり、新卒採用の状況についてお話を聞くことができました。
現在の状況は学生の「売り手市場」であるということはお聞き及びかもしれません。日々のニュースでも「人手不足」「最低賃金の上昇」などが取り上げられていますね。
学生には大変有利な状況であることは間違いありません。
そのような中で、どのような人が採用されるのかを聞いてみると、なかなか面白いお話を聞くことができました。
「ここ数年の学生は、エントリーシートなどの記述はとても上手い。
体裁を整えるのは得意である一方で、自身が取り組んできたことや、自身の考え
を自ら表明することがなかなかできない。」
「だから、こちらから話しやすいように話題を振ったり、具体的に踏み込んでい
かなければならない。」
という内容でした。
現在が「売り手市場」であるから、企業側から歩み寄ってもらえますが立場が反対になれば、おそらく自信をアピールすることもなく落とされてしまうでしょう。
景気は必ず変動します、今の子どもたちが就職するときには現在とは一転して難しい状況になっている可能性もあります。
さらには、今後大学入試でも「ポートフォリオ」が活用されていくことになります。自分がどのような高校生活を送ってきたのか、何を目指しているのか、そういったことを自身で記述し、口頭で説明できるようになっていく必要があります。
つまり、「アウトプットする能力」が必要なのです。
当塾では、このアウトプットする能力を開発するための機会を様々な場で設けています。
「宿題で出される日記・記事要約+考察」「社会科見学後のレポート作成」「キャリア研修におけるグループワーク・発表」
今後も、この日本の社会で生き残っていく力、社会に貢献できる力を子どもたちに身につけさせていきたいと考えています。