先生ブログ
中3合同保護者会を実施しました
山本直樹
2019年11月13日 16:05
こんにちは。講師の山本です。
先日11月10日(日)武蔵浦和コミュニティセンターサウスピアにて、4校舎合同の「中3保護者会」を実施いたしました。
お忙しい中、いらして下さった保護者の皆様には厚くお礼申し上げます。
当日は、受験までのスケジュールとそれに伴う塾の取り組み・保護者の行動について説明いたしました。
保護者会終了後、ご参加賜った保護者方々から様々な要望が寄せられました。
その中で、今回はこちらのブログを用いて「受験生への声掛け」について
お答えしようと思います。
以前行った卒業生の座談会にて以下のような質問をし、答えてもらいました。
①「受験生時に周囲の大人に言われてモチベーションが下がった言葉」
・「ガンバレ!」
→励ましのつもりでかける言葉でも、当人たちからは「言われなくても頑張ってるよ」
「これ以上何を頑張るの?」「何か他人事みたいな感じ」という厳しい声が。
・「〇〇君は××高校の確約を取ったんだって」
「〇〇ちゃんは××高校受験するんだって」
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の時は・・・」
→他者との比較は最悪です。何の励みにもなりませんし、
余計なストレスを与えるだけです。
ライバル・友人・兄弟の状況は子ども自身が最もわかっていますし、
負けまいという気持ち・焦り・嫉妬、様々な気持ちが渦巻いています。
むしろ「自分の良いところを大事にしなさい」と声をかけてあげたいですね。
・「こんなんじゃ社会に出て通用しないぞ」等の人生論
→よくお父さんが登場してきて子どもに言う言葉です。
まず、子どもは近視眼的にしか物事を見られません。
現状の惰性的な思考や行動が今後の人生においてどのような悪影響をもたらすかを想像することは不可能です。
それよりは、お父さんが受験で経験した失敗談を語ったうえでの
「でも、あの時頑張ったからいい思い出になっている。お前もそうなるといいなぁ」
という風に話していくと自慢気な話にならなくてすむでしょう。
ポイントは失敗談を挟むことです。きっと親近感を持って聞いてくれるはずです。
そして、最も大事なことは普段から話を聞いてあげることです。
お仕事等で普段家を空けることが多いお父さんが、いきなりお説教をしても
「何にも知らないくせに。」
と聞いてもらえません。
普段、自分のことをしっかり見てくれている人からのアドバイスだからこそ人は耳を傾けるのです。
家族の受験として、親子間・夫婦間でコミュニケーションを密にしておくことが最大の成功の秘訣です。
少し長くなりましたので、「受験生がやる気になった言葉」は次週にしましょう。
ぜひ、またご一読ください。