先生ブログ
5/23オンライン教養講座
2020年07月03日 18:38
みなさんこんにちは。
講師の金森です。
長かった休校期間も開け、早くも1ヶ月。
平常通りとはいかないまでも、感染症対策を取りながら少しずつ日常を取り戻しているのではないでしょうか。(最近は雲行きが怪しくなりつつありますが)
特に中高生は期末試験が近づいてきています。きちんと目標を立て、それを達成できるように共に頑張っていきましょう!
さて、私からは5/23に行ったオンライン教養講座についてお話ししていこうと思います。
テーマは「ウィルスとはなにか」です。この数ヶ月間散々新型コロナウィルスに苦しめられた我々人類ですが、ではそもそもウィルスとはどんな存在なのかということをこの機会に知ってもらいたいと思い、開講しました。
この問題、正しく答えられるでしょうか?
参加してくれた生徒たちにも考えてもらいましたが、正しく答えられた生徒はほとんどいなかったと思います。ウィルスは生物だとしていた生徒が多くいました。正解は生物がA~D、生物以外がE、ウィルスは「どちらともいえない」でした。(答えとしてどうなんだという声が聞こえてきそうですが)
なぜウィルスが生物とはいえないのか、それはウィルスが細胞に感染して、細胞内のものを乗っ取らなければ子孫を残せないという特徴を持っているからです。生物と分類するためには自分たちで子孫を残せる必要がありますが、自分たちだけではそれができないため彼らは生物とはいえないのです。ただ、研究者によっては増え方が特殊な生物だと考える人もいます。だからどちらともいえないのです。
他にもウィルスの構造や、ウィルスがどのように侵入してくるのか、いわゆるばい菌とウィルスとの違いなどについてこの教養講座で知ってもらいました。我々とかなり身近なウィルスですが、結構面白い特徴を持っているものもいます。逆にウィルスを医療や研究に利用している例も存在します。ただ怖がるのではなく、よく知った上でどのように先へと繋げるのか、うまく利用するのかという前向きなスタンスのほうがはるかに建設的だと思いませんか?これは世の中のいろいろなことにも言えると思いますので、ぜひみなさんにもよく知識をつけた上で行動できるような人間になってほしいと思います。そのためにもまずは学校で習う知識をつけていけるよう、我々講師一同と頑張っていきましょう!