先生ブログ
子育て相談 その2
2020年09月22日 15:32
先日友人から相談を受けました
友「この写真を見てほしいんだが」
友「年長の息子がこんなのを作っていて、どう思う?」
中山「いや、すごいでしょ。年長?手伝ったのこれ?」
友「いや、フリーで、勝手に図面を幼稚園で引いて、不用品のブロック集めて、ロボット友達と二人で作ったらしいんだよ。出来がいいから一日持って帰っていいと言われて持って帰ってきたんだって。家でももう一個作ってたよ、ほら。」
中山「いや、これはすごいでしょ。創造性の塊じゃん」
友「前にお前に言われた通り、計算塾に行かせるのは見送った分。それよりも一緒にガンダムのプラモデル作ってるよ。いまは自分で説明書見て作れるようになったな」
彼からは以前、小学生の入る前から 計算塾や英会話に行かせるほうがいいのか?俺はあんまり意味ないと思うんだが、妻がなあ、という相談を受けました。私は、 意味ないという感覚持ってるならそれに従っていいと思うよ、と伝えました。
そして、お前は子供生まれたら 何やらせんの? と言われたので、
普通にスポーツと音楽でしょ、計算方法とか英会話なんて枝葉だから。 ノーベル賞とった学者で 英会話小さいころやってた人なんている?いないよ。
英会話は道具だから、それよりも会話の内容になる 論理的な思考とか、 試行錯誤する学習法とか、身体的な感覚を幼少期には育てるべきだよ。だから運動と音楽はいいよね と伝えました。 彼は体操とピアノを奥さんと話をして習わせることにしたようで、 でも勉強大丈夫なのかな?と言っていましたが、上に乗せた ブロックを0から作れる能力あったら 絶対大丈夫だろ、とその日に伝えました
友「プラモデルは説明書通りに作るから、創造性ないかと少し不安だったが、やはり役立ってる気がするな。説明書見たから、設計図作ろうと思えたんだろうし。」
中山「そうだね。基本の九九とか立式できない人間が応用なんか出来ないからね。そこは勘違いしてはいけないよね。基礎はがっちり叩き込まれてるから応用も強いからな」
友「まあつまり基本なくして応用なし。規律なくして自由や創造なし。ということを俺も学んだわ」
中山「本当にそうだよ。俺も結局教育でやれることなんて、伸びなくなる方向に進まないようにすることと、子供がモチベーション高められる人材と環境を整えることだけかなって思うよね。意図的に大谷翔平作れないだろ。」
友「そうだな。子供の成長なんて、親の想像を超えてるから、あれやこれや型にはめたがるのはおこがましいのかもしれん、ね。」
中山「基本的な能力と、正しい情報、目標設定の仕方、ここら辺までだよ。あとは子供が選べるように、考えられるような場を作ることだよね。分かんないもん、どんな風な伸び方をするのかは。そして、それが楽しみでもあるよね。ただ、これ放っとくとまずいな、とかマイナスはわかるから。最低限崖から落ちないようにフォローして、あとは見守る勇気が必要だよ。いんじゃないかね?今くらいのスタンスで」
友「確かにな。崖から落ちないようにということと、そういいう場を作ることがお前の仕事なのか、早くこっちにも駿英作れよ。ま、またいい作品出来たら送るわ画像」
中山「ああ、よろしく」
こんな会話だったのですが、私も身につまされる部分もあり、また子供の可能性というのは、本当に周りの大人次第なのだと 痛感させられました。
どこまでを規律よく基礎を叩き込み、どこからを 子供に任せるのか。
ここに関しては駿英では 答えは出ています
「プロセス、練習方法」は 塾で管理し、規律よくやらせる
「目標」は 子供が自分で考えられるように 場を作る。
です。 大谷翔平に「メジャーリーグで二刀流やれ」とは誰も指導はできませんが、「本人が望んだ時に二刀流が目指せるような基礎能力を叩き込む」場を作ることは目指してゆけます。
私たちも今後も学び続け、考えながら、引き続きお子様をしっかり見ていきます。今後もよろしくお願いいたします。
追記 駿英ゼミナールにおいて 今後新しく「プログラミング教育」にあたるクラスの開設も準備をしています。 上記で私の友人の子供がやっていることに近いことを、なんとなくこうした事が出来るように、ではなく、しっかりと 意図と目的、今後必要になるであろう技術や能力が体系的に育成できるようなクラスにしたいと考えております。 また整い次第 お伝えいたします。
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