先生ブログ
小学生指導について 【講師 山根】
山根美恵子
2022年03月03日 18:33
辻校舎にて小学生は1年生から6年生まで、国語を中心に算数、英語を教えております。
それぞれの学年に思い入れがありますが、
今回は、6年生の国語のクラスについてお話させていただきます。
2月も半ばを過ぎ、6年生は残り僅かな小学校生活となりました。
10数名の生徒一人一人の成長を感じる日々です。
幼稚園から入塾している子、小学校低学年から、高学年にからと、入塾時期は様々ですが、
ずっと皆一緒にいたような、連帯感、安心感のあるクラスです。
今ではすっかりお兄さん、お姉さんですが、勿論、山あり谷あり?でした。
低学年では、ルールを覚える
勉強は楽しく
中学年では、ルールを守る
勉強は自分の為
高学年では、ルールはなぜあるのかを考える
勉強の必要性
自分の将来を想像する
勉強を楽しむ為の工夫
国語は全ての科目の要
これらを土台として、
読書、作文、発表
と、この3本の木を育てて参りました。
子供達のなかで、この木はすくすくと育っております。
そして、愛情という栄養が欠かせません。今ではすっかりお兄さんのM君が、
4年生の終わりのことです。
彼は、幼稚園の頃から駿英に通い、能力的にも恵まれていました。
それにもかかわらず、遅刻、忘れ物、課題は適当、と約束を守らない状態が続いていました。
厳しく注意をしたり、ペナルティの宿題、自習の時間を課しても効果はありませんでした。
このままでは、クラスでも浮いた存在になってしまう、
彼の力が発揮できないまま高学年になってまう。
そこで、彼を呼び、面談をすることにしました。
注意するのではなく、私自身の気持ちを正直に伝えました。
このままでは良くない事は、Mくんも自覚していました。
今のM君にはがっかりしているが、
がっかりなどしたくはない。
残念だなんて、思いたくない。
自分の持っている能力を使わないのは損。
やれる事をやらないのはずるい。
正しくその能力は使うべき。
それは使命。
使わなければ、ないのと一緒。
期待している、
いつも応援している、
これからもずっと、期待し続けるし、信頼し続ける。
今の状態は悔しい。話しながら、2人で泣いてしまいました。
次の週から、彼は自習に来るようになりました。
最初は週に1回。必ず現れるようになりました。
そこで課題をやるようになると、
宿題忘れもなくなってきました。
そして5年生になった時には、ほぼ毎日自習に来るようにりました。
6年生になった今も続いています。こんな風に成長できる子供の力に感動し、
しっかりと向き合いうことがいかに大切かを実感致しました。
他の生徒についてもそれぞれ、グンと伸びる時のきっかけがありました。
それは、漢字検定試験への取り組みであったり、作文、詩の作成や暗唱。
俳句、短歌の発表や、コンクーへの参加。
ニュース発表。
課題への取り組み、完成させること。
小テストでの得点
などなど。今でも出来るだけ多くの機会を与えるよう駆使しております。
これは、講師としても楽しく、それは子供達にも伝わり、
えーー、たいへんだーー
と言いながらも与えられる課題を楽しんでいます。
こんな素敵な子供達を見ていて思うことは
子供達の可能性は無限大!
行動は予想不可能たが、おもしろい!
そして、国語の時間は50分では、足りない?
という事です。
そして、願う事は一つ。
子供達が皆、幸せでいてほしい、
いつも変わらずおもっております。