先生ブログ


社会科見学 上野動物園

2025年02月12日 19:40
こんにちは
先週末は上野動物園へ社会科見学へ行って来ました。
部活が休みだった中2の子から小6から小3までの縦割りで、全部のエリアを巡ることができました。
中3は塾内で 入試へ向けての勉強中で、中1の子も混ざって勉強していたようですが、
今は受験生で勉強している中3の子たちも 少し前までは小学生で社会科見学に参加していたことを考えると、成長したんだなと感慨深い気持ちになります。
さて、 今回動物園へ行きましたが、
狙いはなんなのか、という部分で言うと「実体験」ということになります。
動画や画像で動物を見ることと、丈夫な柵の向こう側に屈強なゴリラやヒグマの息遣いを体感することは雲泥の差があります。
実感して心が動く体験。 感受性と言っていいと思います。 自分でやる気になる、自分で行動を起こせるようになるために、心が動く、何かに心動かして感激するような体験は必須です。
気持ちが動く部分が鈍感であることと、敏感に感じられることの差が、後々どう言った場面で現れるのかといえば、
「能動性」ここですよね。自分でやる気になって自分で動き出せる子か、そうでないか。
気持ちを動かさないと、自発的に行動を起こすことはできません。理屈じゃ人間は動かないので、
感情の部分で こうなりたい!このままじゃだめだ!こうしてみよう!
こういったテンションが上がる、気持ちが上がる感受性の高さって実はとても大事です。
次はこの点数が取りたいから早めに勉強始めるんだ!
この高校にどうしてもいきたい!今年一年で挽回して合格したい!
そして、それは、大人が語る言葉に心を動かす素直さとも通じると思います。
自分の人生を自分ごと として、積極的に向き合える資質を育むことに、
様々な感動体験は繋がってきます。
逆に自分の人生との向き合い方が他人事になってしまっている子に圧倒的に足りないのは
「感動体験」です。
これがないから、他人任せになります。
お母さんに言われるまで動かない。先生に言われてもやらない。やる気が起きないのは心が動かないからですよね。
「感動出来る」ということは、五感で感じて、動き出す感覚を育てること、自ら動き出せる「機能」を発達させることです。
この機能が育っている子はモチベーションを自ら高めることができますし、
逆に育たない子は、モチベーションをあげられません。
だからこそ、駿英では、いろんな経験を積ませていきたいと、考えています。1番の成長の為のベースの部分です。
社会科見学の行き先が、子供が行きたくない場所であれば、それこそ送り出して下さい。必ず得られるもの、心が動く体験はあります。
行ってみたら楽しかった、新しい体験があった、最高の成功体験ですよね。気が進まなかったけど、一歩踏み出してみたら得られるものがあった。最高だと思います。次も一歩自分で動き出せる子になっていきます。
それを積み重ねていきましょう!必ずいろんな可能性に繋がっていきます。
中3の皆さんも楽しみですが、今回社会科見学に参加した小学生一部中学生の皆さんも楽しみですね。
子どもたちが書いた新聞の一部を下にあげます。
実は我々は新聞の指導は一切しません。
彼らがみな自主的に感じたこと、考えたことだけを書いているからこそ、価値があると考えています。能動的に書いた内容だからこそ、褒めてあげたいですよね。ぜひご覧ください。
下から小4、小3、小6ですが、
社会科見学の参加歴的には下から上に行くにつれて、参加回数が多くなっています。
文章量やまとめ方の成長が上に行くほど、見えますよね。
こうした
何かを感じて、受け取ったものを外にアウトプットして表現する。ここの成長も自発性や能動性に繋がっていきます。
彼ら彼女たちの成長プロセスを見ることが出来る、とても幸せな仕事だなと毎回感じますね。
ぜひ次回もご参加下さい!
一緒に子どもたちの成長を見守っていきましょう。