先生ブログ
良い成績を取る為に~中山です
代表
2013年04月28日 0:18
どうも中山です。 そろそろGWになりますので、少し早目ですが、中間試験を見据えた話をしようかと思います。
良い成績をとにかく取らせる。何が何でも○位以内、とにかく良い点を取りなさい、という気持ちのお母さんはいますよね。
また、その逆として、 良い成績とまでは言わない、でもこんな点数はやめて欲しい。普通で良いから、人並みの点数をとって頂戴。
どちらも切実だと思います。
ただここで注意しないといけないのは、子供がその言葉をどれだけ心に響かせているかというところです。
つまり、
「7:30のバスに乗りなさい、とにかく絶対これに乗らないと大変だから今からバス停まで走って行って、乗れなかったら大声をあげてバスを停めてでも乗りなさい。」
と言った時に子供はなんと答えるでしょうか。
「分かってるよ。乗ればいいんでしょ。走らなくても間に合うよ。分かってるから」
「分かりました、走っていきますよ」
答え方は様々でしょうが、内心は皆似た内容だと思います。
(うるさいな。毎朝言われてんだから分かってるよ、何度も聞き飽きてるから、全然聞く気なんてないけどね。今日も角を曲がって見えない位置までいったら歩いて行こうっと)
こんな感じだと思います。
私は以前より、ご家庭のお父様お母様とお子様の話をする時、または生徒と話をする時にも一貫して言っている内容があります。
「小学生、中学生のその時の気分を優先させることはしません。彼らは今が楽な選択が、後々どれだけ自分にとってマイナスになるのかを知りません。それを分かっている大人が嫌われ役になってでも、厳しく管理しないといけないときがあると思うんです。」
つまり駿英ゼミナールでは、楽をする為にうそをつくことや、約束を守らないこと、これを続けていくことが本人にとってマイナスになることをしていた場合は、有無を言わさずに叱ります。 男の子で叱られて泣く子もいます。
悪いことをしている場合は有無を言わさない叱り方が必要な場面はあると思うんです。例えば「なんで約束を守らないといけないのか?」を説明する時に
お互いが約束を守らないことで出てくる不利益があるだとか、信用されなくなって痛い目を見るよとか、理屈はあると思います。が、子供には全然響かないですね、こういった話をしても。
なぜなら本人は痛い目に合っていないから、だから平気で約束を守らないことを続けているわけですから。
ですので、子供が悪いことをした場合には、
責任をもってその場にいる大人が子供に「痛い目を見せる」義務があると思います。
それは当然暴力ではなくて、大人ですから、有無を言わさない大人として子供をきちんと叱る。こういうことは許されないのだということを 教える必要があると思うんです。
ずいぶん話は逸れましたが、バスのたとえ話に戻ります。
今書かせてもらいましたように、悪いことを分からせるときに、有無を言わさない叱り方が必要だと言ってきたのですが、 バスのたとえ話はこの場合と違うんですね。
「もっと早目に行動する良い癖をつけてほしい」「ルールを守る、時間を守る癖をつけることで信頼される人間性を身に着けて欲しい」
こういった、子供に「もっと良くなって欲しい」という動機があっての発言、
もっと子供を伸ばそうという時に、有無を言わさない言い方で伝えるのは、非常にもったいないな、というのが最近の私の感想です。
つまりチャンスなんです。子供に気付かせるチャンスなんです。
なんでバスに乗り遅れると、大変なことになるのか? そこで遅刻をした場合どういった印象になるか? 急いで目的地に向かわなくてはいけない癖がつくとどあれだけ不利なことが多くなるのか。逆に早目に目的地に向かう癖がつくことでどれだけメリットがあるのか。
を本人に「考えて」もらいながら話をすれば、どこかで本人の「腑に落ちる」ポイントがあるはずです。悪いことよりも、「良いこと」を伝える場合には「腑に落ちる」ポイントは探しやすいです。
そして、そこを抑えることは、とにかく圧力をかけて目の前の点数を稼がせることよりも遥かに 重要です。
「腑に落ちる」ということはつまり、自主的に動ける子になっていく、ということですから。
前置きが長くなりましたが、成績を取らせることも、このバスの話と同じなんです。
本人がどうなりたいのか?どういった学校に行きたいのか? そうしたらどんな成績をとる必要があり、そのためには自分に何が足りなくて、じゃあ何をしないといけないのか?
これを本人に考えさせる、本人が「腑に落ちる」選択させることをしなければ、長いスパンでの成長はないです。逆に言えばそこが子供と共有出来れば、必ず前に進めます。
そう考えると、やはりどれだけ子供達と向き合っていくか、そこに時間をかけて行くかが、こどもの可能性を伸ばすためには必要不可欠なんだと確信します。
ですので駿英ゼミナールでは特に「試験前」「試験後」の生徒面談は最重要視しています。担当講師と生徒が面談するんです。南浦和にある学習塾の中でも、ここの追及は他の追随をゆるしていないと思います。中学校も、南浦和中、岸中、内谷中、白幡中、で学校環境も違いますから、単純に成績の目標もそこは考慮に入れていきます。(小学校にしても辻南小、文蔵小、南浦和小で、違いがありますよね。)
「子供に考えさせる、選択させる」
これがポイントです。
ただ、「自分で家で考えてきてね」では難しいです。 自分で考えて決める、選択するというのは 面倒くさく、ストレスですし、最初から一人でするのは難しいです。
ついゲームやテレビに逃げて「今回はかんがえる時間がなかった。」「決められなかった」がオチになります。
ですから、「先生も一緒に考えるから、 君も考えて、いつかは自分一人でも目標を作れるようにやっていこう」
これが駿英ゼミナールのスタンスです。一人一人向き合うしかないですよね。
その土台が作られれば、成績は伸びますよ。そして勉強でこれができれば、他の事でも出来ますよ。学習能力を作る、ということですから。
そして、ここを作っていくのが一番根気がいる作業ですし、教育の醍醐味なんだろうと私は思っています。共感はして頂けますかね。
勝手なことばかり長文ですみません。そして読んで頂いたご家庭の皆様ありがとうございました。
でも、せっかくなので 今年は少し真面目な講師バトンを作ろうかと思います。学習塾としての王道「教育」がテーマです。これを機会に、キャリア教育や社会科見学をする意味、また検定試験(数学検定・英語検定・漢字検定)を奨励する目的を考えてほしいと思います。
講師の皆さん、楽しみに待っていてくださいね。
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