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先生ブログ

*バトンブログ ~あの先生~ By鈴木*

鈴木啓子

2013年11月09日 23:59

こんにちは!講師の鈴木です。 古峯先生からバトンを受け取りましたので、次は私の番となりました。     私にとっての「あの先生」は、中学時代の部活の顧問の先生です。 ですが、尊敬していたわけではありません。寧ろ苦手な先生でした。 ただ、あの先生がいなかったら私は部活を3年間頑張れていなかったし、自分の人生が今とは違っていたかもしれません。   私は中学時代、卓球部に所属していました。 顧問の先生は、部活中はとても厳しく、優しい言葉はほとんど口に出さない人でした。 今思い返しても、怒られていた方が多かったと思います。   私は左利きで、同期の子たちとはプレースタイルも違っていたので、なかなか練習も思うようにいかず、先生にも毎日怒られるという状態でした。 怒られるたびに、(いつか見返してやる!)と思いながら個人練習を黙々とやっていました。 怒られる日々は続いていましたが、部活を辞めたいと思ったことは一度もありませんでしたね。 毎日部活は参加しましたし、部活が休みの日は同期の部員とスポーツセンターで練習もやっていました。   なぜ、続けられたのか。 もちろん同期の部員がいたからというのも理由の1つです。 ですが、顧問の先生が自分のことを見ていてくれたのも辞めずに頑張れた理由の1つです。   私は部内で番手が低いながらも、部長をやらせてもらっていました。 卓球部は代々顧問の先生が部長を決めるのではなく、1つ上の先輩方の投票で決まります。 私が部長に決まった時も、「弱い鈴木が部長になったんだから、もっと厳しくやらないとな」と言われましたが、その時も(絶対に見返してやる!)と思っていました。 部長になると、みんなの代表で怒られることも増えたし、今まで以上に厳しく怒られました。   私の学校は県大会に毎年行っている部活でしたので、他校と練習試合が頻繁にありました。 ある学校に行ったときに、他中の子からこんなことを言われた経験があります。   「鈴木さんて部長なのに弱いよねー。○○さん(部内で1番手の子)が部長をやればいいのに」   この子たちは、私が後ろにいるのも気づかずに得点表を見ながら話していました。 (私がいると分かった瞬間、ものすごく気まずい顔していなくなりました。笑) その様子を見ていた顧問の先生が私に声をかけてくれました。   「確かにお前は部内では強くない。シングルスは弱い方だ。でも左利きで良いものを持っている。ダブルスだったら負けてない。練習だってみんなよりこなしている。お前にはお前の良さがある。胸をはって部長としてうちの中学の代表でいろ」   私は他中の子から言われた通り、自分は強くないし、1番手の子が部長をやればいいのにと悩んでた時期がありました。 自分たちの代での最初の大会は準優勝しましたが、自分が部長じゃなかったら優勝できたのかなとも思いました。 ですが、顧問の先生からこの言葉を言われ、自分の心にあったモヤモヤとした感情がすっといなくなりました。 先生はいつも私のことを怒るけど、練習しているのも見てくれている。自分のことを認めてくれたような気がしたのです。 私はその言葉が本当に嬉しくて、泣いてしまいました。   ちなみにその先生は、私が3年になる直前で異動になってしまいました。 ですが、異動した後も私たちのことを気にかけてくれ、他中で卓球部の顧問をしているのにも関わらず、指導をしに来てくれたこともありました。 自宅にも連絡をしてくれて、大会に向けてアドバイスをしてくれたのです。   私たちは先生がいなくなった後の春・夏の大会で優勝することができ、県大会にも出場することができました。     私の授業はもしかしたら駿英の中で一番厳しいかもしれません。 私の厳しさの原点はここにあるのかもしれないですね。   私は生徒に嫌われても良いと思っています。 その子の為になるのであれば、本気で叱り、向き合うのが先生の役目ではないかと。 いつかその子が成長した時に、 「鈴木先生って本当に厳しい人だったなぁ。でも自分のことを本気で考えてくれていたよなぁ。」 なんて思ってもらえたら幸せですね。 顧問の先生のような厳しくもあり、でも生徒のことを一番に考えられるような先生になれるよう日々頑張っていこうと思います。 私の教える生徒たち(辻小学校、辻南小学校、文蔵小学校、南浦和小学校、岸町小学校、別所小学校、大谷場小学校、高砂小学校、 南浦和中学校、内谷中学校、白幡中学校、岸中学校、大谷場中学校)は どんな先生がみなさんの「あの先生」ですか? 一度聞いてみたいものですね。     以上で私の話はおしまいです。 中学時代を思い出したら、なんだか卓球がやりたくなってきました。笑)   次回は、いつも元気で笑顔のかわいい奈々先生にブログを渡そうと思います! 奈々先生、宜しくお願いします!
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