先生ブログ
1学期中間テストが終わりました「実力を発揮している子に共通していること」
代表
2015年05月21日 21:15
こんにちは、塾長の中山です。
一年で最初の中間テストが終わりました。みなさんいかがでしたでしょうか。
新しい学年の生活にもそろそろ慣れてきたころかと思いますが、先日 月一回の講師全体ミーティングで、5月6月の目標を決めました。内容は「子供たちの姿勢に注意する」になりました。
「姿勢」と聞いてみなさんどんなイメージが思い浮かびますか? 椅子に座って背筋が伸びた状態で授業を受けている子、机に突っ伏すようにして授業を受けている子、足を組みながら授業を受けている子。
姿勢くらい大したことはない、と思うかもしれませんがこれは実は非常に重要なんです。
勉強でもスポーツでもよいです、皆さんの周りで「あいつは出来るよな」「あんな風になれたらいいよな」と周りからの評価が高い、当然それに伴う実力も高い そんなお友達は「姿勢」がいいはずです。
誰しもがわかる例でいえば、一流と呼ばれるスポーツ選手や 学者でもいいですし、俳優でもいいです。みんな一流の実力を発揮している人たちに共通していることは姿勢がいいことです。
逆にどうでしょう、例えばみなさん 具合が悪くて病院に行ったとします。その時の担当の医者が 足を組んでいて背中が丸まり 落ち着いて座っていることが出来ない様子だったとした場合、腕が良い医者に見えますか。
中には例外もいるとしても、そんな姿勢を取り続けている人はおそらくは精神状態も良い状態ではない 万全の実力が発揮できる状態ではないはずですから、ずっとその医者に掛かり続ける気持ちにはならないと思います。
これは私の個人的な考えですが、なにか不安だな、とか、なにかこの人は駄目なんじゃないか、という印象を抱かせる相手は大体姿勢が悪いですし、そうした直観は大体当たっています。
いつもいつも完璧な姿勢であればそれが一番いいですが、一番大事なのは「集中するべき時」の姿勢です。
もしかしたら、普段気が抜けているときの姿勢は悪いにせよ、
「勉強中」だったり「部活中」といった「集中すべきとき」においては
「最も実力を発揮できる姿勢」を取っている、という子は、間違いなく強いです。
中間テストが終わる時期は 毎年 新しく駿英ゼミナールに入ってくる子達がいます。
様々な子供がいる中で、「集中力がない」 「自主的に勉強する習慣が0なんです」「自分で考えようとしません」 こんな悩みを抱えているお母さんたちは非常に多いです。
そしてそのような悩みを持たれているご家庭の生徒さん達には一様に共通点があります。 皆「姿勢が悪い」です。
そのこが持つ「集中力」や「能力」を十分発揮できるための姿勢をまず取らずに、勉強内容だけ詰め込むことはまずもって難しいです。
首をかしげたままで長時間映画を見る。長距離走を走る。 これは継続できるはずがないわけです。
それとおなじく 肉体的に 首を立てて頭の重さを首でささえる姿勢、これが保てていれば 背筋は伸びていますし、バランスの悪い負荷が 首や肩などにかかりにくいですから、長時間集中しやすいはずです。
そして心の問題もあります。 みんなそうですが自信を失うと だんだん背中が丸まって目線が下に向いていきますよね。そうすると不思議ですが その肉体の姿勢に合わせてどんどん気持ちも 落ち込む、下向きになるという悪循環が始まります。
「分からないし、自信がないから、授業中の姿勢も悪くなるんですよ」
そんな意見もあるかもしれません。が、駿英ゼミナールではそれは断固認めません。
感情のコントロールは難しいですが、姿勢のコントロールは簡単です。 科目によって姿勢が悪くなる子がいます。その場合にまず姿勢を治す。その上で良い姿勢にさせて指導する。それが治るだけで全く違いますよ。
プラスして姿勢が良くなることで 少しですが前向きに考えられるようになるはずです。でもこの少しが大事だと思います。
少し前向きになる、姿勢が良くなることでの 2次的な良いことは「周りからの評価が変わる」ということです。
スポーツで練習中にだらしない姿勢の選手を監督は使わないです。練習中に正しい姿勢で取り組む選手にはそのスポーツに対する「敬意」が読み取れます。そうした選手は使われます。
そして 敬意を表す相手には人は 自分も相手に敬意を示しますよね。逆になめた態度をとる相手には、基本的には自分もなめた態度もとるものです。
つまり姿勢を正して相手に「敬意」を示すことで、相手も自分に対して「敬意」を示してくれるわけですから
たとえば学校の先生だって人間ですから、
「この子今は点数は苦しんでいるけど何とかしてあげたい」と思うわけです。よい人間関係の循環が始まります。
逆に授業中 机に突っ伏している生徒には「なめてんのか、困った時だけ泣きついてきても知らないぞ」と悪い人間関係の循環が始まるわけです。内申だってうまくつくわけがありません
それが3年、6年続いた場合、姿勢が良い子が身に付けられること、悪い子が身に付けることは内容が全然違ってきます。 全く違います。
勉強の場面に戻りましょう。
ですので駿英ゼミナールに来て、姿勢が悪かった子が姿勢の悪さが抜けてくるころには
「英語が嫌だ」「数学は出来ない」こういった言葉を聞かなくなります。
その頃には今までは諦めて手を付けなかった難しい問題に「普通に」取り組むようになってきています。
ここからがスタートですよね。
「凄く難しいことを 超人的にやりきらせる事」をやってもらってもいいですが、それは一番重要なことではないですよね。
そうではなく「簡単にやれそうなんだけど、出来ていないこと」を 継続してやり続ける。 習慣を作る。 これが 一番大事です。
姿勢 も重要な 習慣の一つです。
そうした小さなことを一つ一つ積み重ねていけば、いつか大きな目標が出来たときに
「頑張って手をのばしてみよっかな」という気持ちの持てる子になっていくのではないでしょうか。
一緒に頑張りましょう!!
当塾の児童生徒たち
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参考
塾、南浦和、武蔵浦和