先生ブログ
<人の成功を支えてくれるもの⑤>
坂本英司(木崎校舎塾長)
2015年07月12日 1:33
こんにちは。
坂本英司です。
とうとう灼熱の季節がやってきますね。
こまめな水分補給を心掛けて、熱中症に気を付けていきましょう。
夏休みは自分の弱点を克服するチャンスですが、
期間が長いためついダラダラしがちです。
早めに夏休みの計画表を作成し、
やるべきことをひとつずつこなしていきましょう。
ウォーミングアップとして、できる宿題は7月中に終わらせましょう!
それでは先週に続き最終章に進みます。
(第1章~第4章を未読の場合はそちらからお読みください)
<最終章>
時は経ち、桜が薄紅色に衣替えする季節になった。
Aは同級生たちには自分の進路をほとんど伝えなかった。
しかし、進路を尋ねてきた同級生に伝えたときはとても驚かれた。
「お前が?嘘だろ。。」
「計画通りさ。次にやるべきことも決まってる。その先も。」
Aは強く感じていた。
ここからが新しいスタートだということを。
~10年後~
「あ、あいつら。」
夜更けのネオンを淡く反射する歩道を歩いていたAは
重低音を響かせながら車を走らせる男達に気づいて足を止めた。
「あの時とまったく同じメンバー。。」
ドライバーは派手な服に身を包み、その上には首輪のようなチェーン。
片方の手をハンドルに置いた彼は、もう片方の手でお酒を口に運んだ。
男達はAに気づかないままその傍らを通り過ぎ、後方に吸い込まれていった。
人は行動した通りの結果を得る。
「明日は午前中に進路会議、午後イチで保護者面談・・早めに寝よう。」
Aは振り返ることもなく再び歩き出し、帰路を急いだ。
(最終章完)
以上がAのエピソードです。
受験勉強自体はAの自力で乗り切ったけれど、
応援してくれた人がいたから何とかなったに違いありません。
「自分の成功を願ってくれる人が一人でもいればいい」
当塾の生徒たちにとって、私は間違いなくその一人です。
「自分の活躍を望んでくれる人たちの気持ちに応えたい」
この思いがいつも私に力を与えてくれます。
自己本位のモチベーションは砂漠であり、
外から水を与えられないといずれ涸れてしまいます。
しかし、他者本位のモチベーションはオアシスであり、
内から湧き出ていつまでも涸れることがないのです。
親御さんとの面談を通していつも感じます。
親御さんは、子どものために本気で悩み、頑張り、
より良い環境を求めて私たちに相談しているのです。
我が子につい厳しいことを言ってしまうのは、
後悔してほしくないから、そこに愛情があるからなのです。
あなたは誰のためなら頑張れそうですか?