先生ブログ
成績を上げるための不変の法則③
坂本英司(木崎校舎塾長)
2015年10月18日 22:51
こんにちは。
坂本英司です。
「なんでそんな塾に高そうなものばっかり揃えるの?」
私はよく生徒たちにこんな質問をされます。
その回答は以下のとおりです。
「品質・先進性・デザインにこだわると、結果として高くなってしまうだけ」
ではなぜ品質・先進性・デザインにこだわるのでしょうか。
これには大きく分けて3つの理由があります。
第一に、生徒たちにとって良い影響があるからです。
例えば、黒板ではなくホワイトボードを使うという点だけを考えても、
・マーカーはチョークに比べて床が汚れにくい
・学校と違うので気持ちの切り替えがしやすい
・白いほうが空間が広く見える
など、「集中力」に繋がる複数の要素があげられます。
第二に、生産性が上がるからです。
生産性が上がるというのは、
・より速くなる
・より簡単になる
・より安全になる
など、現在の塾の状態をさらに高めてくれることを指します。
第三に、創造的になれるからです。
世の中に革新をもたらすのは、既存のアイデアに捉われず、
ゼロからの発想で生み出されたものです。
これからの社会で成功できる人は、
社会にとってプラスになる新しい考え方を創造できる人です。
創造性を鍛えるには先進的なモノに接することが大切です。
つまり、何が言いたいのかというと、
「先日買ったダイソンの掃除機はとてもいい感じです」
※私は一切ダイソンの関係者ではありません(笑)
それでは昨日に続き最終章に進みます。
(第1章・第2章を未読の場合はそちらからお読みください)
<最終章>
子供は周りの友だちや大人が辛抱強く頑張っていれば自分も努力するし、
周りがいつもイライラして怒鳴っていれば文句ばかり言うようになります。
だから私たちは親御さん方と定期的な面談を通し、
環境を整えることの重要性を確認し合うのです。
成績が上がっていく子供の親御さんは子供とゴールを共有し、
子供の成功を信じ、前向きな気持ちになれるような言葉がけをします。
成績が下がっていく子供の親御さんは子供に自分の意見を押し付け、
うまくいかないと子供の能力を過少評価し、目標を下げるよう迫ります。
逆に、すこしうまくいくと舞い上がって一気にハードルを上げます。
私たちは普段生徒たちに甘いことは一切言いません。
しかし、正しいやり方で努力を続ければ必ずうまくいくと伝えています。
「それでもうまくいかなかったらすべて塾の責任だ」とも。
現に今回の北辰でも、3か月前に比べて偏差値を10近く上げた生徒もいます。
そして、このような生徒は毎年必ず現れます。
「まぁ、今回も頑張った結果だね」
私がそう言うと、本人はいつもこう言います。
「いや、ほんとにそんなやってないよ」
最短コースを走っているのに加え、
努力の基準も上がっているのです。
「じゃー、結構やったらどんだけ取れちゃうの!?」
1年くらい前なんて家や学校の文句ばっかりだったのに(笑)
…
「ウチが偏差値60以上?取れるわけないじゃん!」
「取れる取れないじゃなくて、取りにいくんだよ」
…
ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンは、彼が幼い頃に聞いた
ギリシャ神話の伝説都市「トロイア」が実在すると考えました。
そして、48歳のときに発掘を始め、その3年後に本当に発見してしまいます。
その間、彼は自分の周り、特に考古学者たちから徹底的にバカにされました。
「現実に存在しないものを見つけれられるわけないだろ」
「どうやら彼は夢と現実を区別できないみたいですなあ」
シュリーマンは言いました。
「みじめな現状と、努力すればここから抜け出せるという
強い気持ちほど勉強を加速させるものはない」
努力をするのに遅すぎるなんてことはありません。
子供のうちにこれまで説明してきた不変の法則に気づけたならば、
大人になってからも必ずうまくいくでしょう。
正しいやり方で努力を続ければ、夢は実現できるのです。
少々説明が長くなりましたので、まとめます。
世の中でうまくいっている人は「情報強者」であり、それは
「自分にとって一番大事なものを選び、その一点に打ち込める人」です。
これを会社に置き換えると、ビジネス用語で「選択と集中」と言います。
そう、これからの社会に求められる人材もまた「情報強者」なのです。
あなたは一生という限られた時間を何に使いますか?