先生ブログ
*1月26日教養クラス*
鈴木啓子
2016年01月29日 15:47
みなさんこんにちは。
講師の鈴木です。
日々寒さが厳しくなってきていますが、みなさん体調は大丈夫ですか。今日から30日にかけて関東地方も大雪となる見込みですので、体調を崩さないよう防寒対策をしっかり行って下さいね。
さて、この前の26日に行った教養クラスについてブログを書かせていただこうと思います。26日は理系の内容でしたので、折り紙を使って立体を作ってもらいました。しかも1枚の折り紙からではなく、何枚かの折り紙を組み合わせて作る、「ユニット折り紙」というものです。例えば手裏剣もユニット折り紙と言えるでしょう。
このユニット折り紙で、正三角錐と正四角柱(立方体)を作ってもらいました。正三角錐は4枚のユニット、正四角柱は6枚のユニットを使います。みんな作る前は「折り紙なんて簡単!」と言っていましたが、最初の1枚目を作るだけで大苦戦でした。
「あれ、おかしいな~」「これであっているはずなんだけど…」
私としては、子どもたちにたくさん悩んでもらった方がいいのです。「完成」という目標に向けて、試行錯誤してもらいたいわけですから。ただ1点分かりにくいところがあったので、そこだけヒントを与えました。すると全員で「できた!」の大合唱!残りのユニットはあっという間に作ることが出来ました。普段算数を得意としているK君は、最初は「分からない」「出来ない」と言っていましたが、ヒントをもらった瞬間、水を得た魚のようにすごい速さで作り上げました。帰りはお迎えに来ていたお母様に得意気に見せていました。
ちなみに女の子たちは、折り紙の色の組み合わせから悩んでいました。ですが、それも大事なことだと思います。ただ作るのではなく、自分が納得するものにしたい、そのためにはどうするかと考えてくれているわけですので、私も急かすことはせず、様子を見守っていました。出来上がるとそれらを見せ合いながら、立体の構成について話してくれていました。
「正三角錐は正三角形が4枚あるね」「正四角柱は立方体と同じだ」「最後の錐と柱の違いは何だろう」
中学生では、中1で空間図形の基本となる部分を学習し、中3で相似・三平方の定理などで空間図形を利用して解く問題が出てきます。ですので、教養クラスの子たちが気づいた点を1年生の間に学習します。ですが、中学生を見ていると空間図形を苦手とする子は多いです。苦手な子は、図形を頭の中でイメージできないとよく聞きます。その声をヒントに、楽しみながらも学習できる内容としてユニット折り紙を扱いました。次回は文系の内容を行います。ぜひご参加下さい。