先生ブログ
なぜ勉強するのか? by 中山
代表
2016年10月05日 23:39
こんにちは 中山です。
皆さん2学期の生活には慣れてきましたか? 中学3年生の皆さんは北辰テストや定期テスト 高校見学 や 高校説明会と 忙しい毎日を送っていると思います。
中学1、2年生の皆さんは 部活の新人戦大会 等々で充実した生活を送っていると思いますが もうすぐ中間テストです。早いですね。
駿英ゼミナールでも 南浦和中、岸中、白幡中、内谷中、大谷場中、木崎中、本太中、 の子たちとそれぞれ学校別に対策をして行きますが、
今日は「そもそも勉強をする意味って?」ということを考えて行きたいと思います。
「理科って将来使うんですか?」「なんで勉強しないといけないんですか?」
このような質問は一年に1回くらいは聞きます。そしてここに対する答えは 実はいくつもあります。その子の学年やタイプによって 伝える内容は選んでいますが、今日はどんなタイプの子にも向けても伝えられる答えについて書かせてもらおうと思います。
なぜ勉強をするのか?
「寛容性」を手に入れる為に 勉強はするんです。
これは簡単に言ってしまえば「やさしくなる為に」 勉強はする ということです。
「いやいや関係ないでしょ」「勉強してても優しくないやついるよ」
こんなことを思う子もいるかもしれません。確かに「勉強ができれば誰でも優しい」わけではありませんが、
でも、勉強をしていくことで「優しい人間」に近つ゛いていくことは出来ると思っています。
では皆さん、優しい人間とは どんな人間でしょうか?
逆を考えてみましょうか 優しくない人間とはどんな人間なのか?
例えば「自分と違う肌の色の人間を同じ人間として認めない」とか「自分と違う好みや趣味の人間は迫害する」「理解できない考え方の人間は気持ち悪いから無視をする」
優しい人間ではないですよね。
大体 優しく出来ない 攻撃してしまう相手というのは自分とは「違う」「同じではない」相手です。
優しくない人は自分とは「違う」という理由で相手の事を攻撃したり無視をして存在を否定します。
ですから「優しい」ということの定義としては
「自分とは違うタイプの人とも仲良く出来る」「どんな相手であれ存在を尊重できる」ということになると思います。
では自分とは違うタイプの人とも仲良くできる為には何が必要なのか? と考えると
第一歩として「相手の事を知る」ということだと思います。相手の事を良く知らないから「攻撃」したり「排除」しようという気持ちになるんですよね。
でも好きではない相手の事を知る、調べたり、興味を持つことって 結構難しく感じると思うんですが、これってなにかと似ていないでしょうか??
そうです。勉強と似ていますよね。
「英語は好きだけど数学は嫌い、数学なんかこの世から無くなってしまえばいい」
「Aさんは好きだけどB君は嫌い、B君なんかこの世から無くなってしまえばいい」
こう書いてみると分かると思いますが、非常に幼稚な発想ですよね、どちらとも。
役に立つとか、自分と合わないと思っても、 それは自分が ちゃんと向き合っていないから、知らないから 嫌なだけだ。と考える。この思考法を身に着けるための「勉強」は「手段」なんです
ちゃんと向き合って 一定の時間を共に過ごす。そして良いところを探していけば、好きにはなれなくても 少なくとも イメージだけで 「あいつは嫌いだ」とか 「数学は見たくもない」 という状況にはなりません。
本当ですよ。 ちゃんと向き合って しっかり時間を共有していけば 「数学」にせよ「英語」にせよ 攻撃する対象ではなくなります。
「まあ 数学好きな人は好きなんだろうね。 確かに 図形は嫌いだけど因数分解はちょっと楽しかった。 もう少し真面目に勉強していればもっと好きになれたのかな?」
「まあB君のことを好きな人はいるんだろうね。確かに言い方がきつめなところはあるけど、困っている人に優しいところはあるよ。もう少し話す機会多ければ仲良くなれたのかな?」
一緒ですよね。
専門だけやるのではなく、明らかに好き嫌いが分かれるであろう5科目ないしは9科目を勉強することで 得られることは
「それぞれ違う世界がある。もちろん好き嫌いや好みの違いはあるけれども、尊重して向き合っていけば共存はして行ける。自分には分からない価値観の世界もあるんだ」
こうした考え方を身につける為に勉強はしてゆくんです。
そして学校の勉強だけが勉強じゃないですよね。本にせよ音楽にせよスポーツにせよ、仕事にしても色んなジャンルがあります。 それらの知識や その世界の中でのルールや価値観を知っていくことで、好きになれなくても尊重は出来るようになる。
これが「寛容性」つまり優しさの意味なんだと思います。
成人になるまでの時間を使い、「寛容性」を身に付ける為に「勉強の仕方」 と 「学ぶことの価値」を知ってゆく期間が「学生期間」なのだと思います。さまざまな世界に触れる、さまざまな価値観に触れてゆく中で 自分の優しさを育ててゆく期間です。
そしてその期間に相手を尊重することが出来れるようになれば 自分も尊重されますよね。つまり周りから応援される、みんなが応援したくなる子になって行きます。
駿英ゼミナールで目指しているのは 子供達が「幸せで充実した人生の選択肢を選び取れるようになる為のサポート」 です。
その為にはみんなが「この子に協力したい」「成功してほしい」と思うような、 周りの人たちがファンになるような、そんな子供達になっていってもらいたい、と思っています。
(才能や能力は高いのに上手くいかない人は、ここが欠落していますよね。)
そう考えたときに 「ただただ成績を追い求めるだけ、テストに出る所だけを知りたがる」そんなくだらない人間にはなってほしくないです。(勉強できるが優しくない人間はこういうタイプですよね) 心豊かで周りから応援されて尊重されるような子供になって行ければ 成績とか合格なんて あとで何とでも出来ますよ。
その為に 当塾では 机の勉強以外の様々な取り組みも多々行っています。
もちろん とはいえ目の前のテストの点数をとってもらう為の 指導はして行きますが、やはりこの普通の勉強も 「手段」の一つですので、 この勉強を通して、受験を通して、子供達の成長した姿を 各ご家庭と 共有していきたいと 考えています。
そんな子供にとって非常に大事な時期を、駿英ゼミナールにお任せ頂きありがとうございます。 しっかり子供達の成長をお見せできるよう奮闘していきますので、今後もどうぞよろしくお願い致します。みんな金の卵です。
皆の成長が本当に楽しみです。つくつ゛く幸せな職業だとおもいますね。
長文お付き合いいただき ありがとうございました。
(外部生の方で、当塾の様子を 知りたい、無料体験してみたいという方は カーソルを上に動かしていただき右上の緑の「無料体験」をクリックしてみて下さい。 ご応募お待ちしております)
(※白幡校舎と別所校舎の地図がHP上で見れなくなっています近日中に見られるようにいたしますのでしばしお待ちください。どの校舎も右上の「無料体験」から体験できます。)