先生ブログ
*言葉が通じることの楽しさ*
2016年11月04日 15:15
みなさん、こんにちは。
辻校舎・白幡辻校舎の鈴木です。
11月6日に英語検定の2次試験があるため、今週は子ども達と英語面接の練習を毎日のようにしています。子ども達も最初は上手くコミュニケーションが取れず苦戦している印象でした。しかし最近は慣れてきたのか、自然とアイコンタクトや相槌をうてるようになってきたので、安心して試験に送り出せます。普段の学校の英語に関しては得意なのに、会話になると全く自信のない男の子もいましたが、今日練習した様子であればおそらく大丈夫かなと思います。
私自身、普段英語を教えている身ではありますが、中学生のときは「話す」という部分においては、全く自信がありませんでした。もちろん中学の授業で先生との会話はやっていましたが、「日本語を話せる人」との会話でしたので、
「通じなくても相手は日本人なんだしどうにかなる」
と考えてしまっていました。
そんな私に転機が訪れたのは中3の京都・奈良への修学旅行でした。選択授業の英語で「京都で観光客の外国人に話しかける」という課題が出されていたので、最初は緊張しながらも話しかけていきました。話した内容は忘れてしまいました。ですが今でもはっきり覚えていることは、話しかけた全員が優しく私の目を見て話を聞いてくれました。そして自分の英語が通じてコミュニケーションが取れた喜びは忘れられません。
駿英ゼミナールでは9月に社会科見学で横田基地に行きましたが、子どもたち全員が「自分の英語が通じて良かった」「英語って面白いかも」という気持ちを感じてくれました。その気持ちを忘れずにいてほしいなと願っています。自分の母語でない言葉でコミュニケーションを取れたという経験をした子たちは、それこそ英語検定のような面接であったとしても、堂々とやれるのではないかと思います。今後、このような場をもっと提供できるよう私たち講師陣も考えておりますので、どうぞお楽しみにしていてください。