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先生ブログ

*いつも見守ってくれる人*

鈴木啓子

2016年11月11日 13:30

こんにちは。
辻校舎・白幡辻校舎の鈴木です。

 

毎日寒い日が続いていますね。
冬用のロングコートはまだ着ないで頑張ろうと思いましたが、今日の寒さで早速着てしまいました。
みなさんも外出する場合は、気温差で体調崩さないようにお気を付け下さい。

 

私は普段、辻校舎と白幡辻校舎で国語・英語・数学等を教えています。時々、子ども達から「得意な教科は何ですか」と聞かれることがあります。学生時代から考えれば、一番勉強していたのは英語か数学でした。けれど、他の教科が大嫌いかと言えばそうではなく、理科も社会も国語も、学校の先生の話を聞くのは好きでした。興味のある分野があったからこそ、先生の話も聞けたのではないかと思います。

 

こうなれたのも、両親のおかげかなと思います。

 

母が勉強を教えてくれたことは一度もありません。ただ、色々な場所に連れて行ってくれました。動物園、水族館、美術館、博物館、科学館、図書館等、いつも休みの日はどこかへ連れて行ってくれました。学校行事も全部来てくれましたし、私の習い事であった書道の展覧会や理科の自由研究の市の展示会も全て見てくれました。こちらが恥ずかしくなる位写真も毎回撮ってくれました。小学校の遠足では、学校側がカメラマンを呼び、その遠足中に撮った写真を後日販売するというものでしたが、母は私がどんなに小さく写っていたとしても、全ての写真を買ってくれました。友人からは、「お母さんすごいね」と言われ、すごく恥ずかしかった記憶はあります。母に全部の写真を買った理由を聞くと、「お母さんは遠足に言ってないから、あなたの学校での様子とか遠足の内容はわからない。この写真を見て、何があったか話を聞くから全部ある方がいいの」と言われました。子どもながらに、うちの母さんはすごいなと感心しましたね。

 

父も日曜日は必ず休みでしたので、電車で行くのには時間がかかる博物館や市場など、普段の生活では体験できない場所へ、車で家族みんなで連れ出してくれましたし、父と2人で出かけることもありました。
両親は私が気になるものがあれば買ってくれましたし、百科事典など本も買ってくれましたので、何回も読んでは楽しんでいました。

 

とにかく両親は私との時間をたくさん作ってくれたと思います。
買ってくれるおもちゃも知育玩具が多かったので、家にいる時はひたすら知育玩具で遊んでいました。
(もちろん友人と外で遊んだり、ゲームとかもしてたりしてましたけどね笑))

 

母は、「自分たちに学歴はないから勉強は教えられない。だから外へ連れ出したり、本を読ませたりした」と教えてくれました。
父も、「勉強ができるとかはどうでもいい。ただ、人として間違ったことはするな」と子どもの頃から言われていました。
両親からの愛情は感じられましたが、それは過保護とかではなく、良い意味で自由にやらせてもらっていたと思います。なので、勉強(=試験の結果)で責められることはなく、むしろ躾の部分で厳しく言われていました。

 

だからこそ私自身も、駿英ゼミナールで子どもたちを教えるときに、自分の経験をもとに接していきたいという想いがあります。
私の両親がしてくれたように、「自分は興味を持ってもらった」「勉強以外のことも教えてくれた」「いつも見守ってくれる人がいる」という経験や記憶を子ども達に贈りたいと駿英ゼミナールは考えています。そこから社会見学や教養クラスも始まりましたし、学校行事に参加するのもこの想いもあるからです。

 

なぜ、こんな話を本日書いたかというと、日々成長を感じる、ある生徒について自慢したかったからです。
(もちろん駿英にいる子ども達は全員が自慢の生徒です♪)

 


彼の名はOくん(小6)です。彼は小6になる前の春休みから駿英に来てくれました。私は彼の国語と英語を担当しています。来た頃から、国語は好きな方だと話してくれましたが、文章問題を解くのは苦手で、記述問題などは手をつけず、「わかりません」と諦めてしまうことも多かったのです。そこで、あえて演習量は増やさず、別の方法でアプローチしてみました。ここではその内容は書きませんが、意識したのは「アウトプット前提のインプット作業」です。文章問題を読むとき、「読んだ後に〇〇するから気をつけて読んでね」と彼に一言だけ指導し、文章を毎回音読してもらいました。最初は上手くいかないこともありましたが、数か月繰り返しやっていた所、記述問題も自分で取り組めるようになりました。また、文章に関連した内容について自由に彼と話す時間を作ったので、自分の意見や考えを伝えるという行動も彼にとっては良かったんだなと思います。

 

そして彼のお父様お母様にも感謝していますが、毎回彼は社会科見学に参加してくれています。駿英ゼミナールでは、社会科見学後に新聞を書いてもらいます。事前に子どもたちには伝えてあるので、ここでも「アウトプット前提のインプット作業」が必要になるわけです。彼も一番最初は何をどう書いていいのか分からないといって、悩みに悩んで書いていましたが、今では自分でレイアウトも決め、自分が学んだことや感じたことについて、さらさらと書けるようになりました。

 

最近では、国語の単元の内容が作文に関するものなので、毎回記述を彼には書いてもらわないといけません。しかし、今の彼は自分の思ったことをすらすら書けるようになりましたので、あっという間に終わってしまうのです。さすがに私も最初は驚いてしまいました。もちろん、テキトーに書いてあるわけではありません。内容もしっかりとしたものです。
一度彼に、「最近学校で作文の授業とかあった?」と聞いたことがあります。
彼は「今じゃないけど、前にやりました。人権についての作文を書きました。」
「そのときどうだった?」と聞いたところ、
「学校の先生から、そんなにすらすら意見が書けてすごいなって誉めてもらいました」
と照れながらも話してくれました。

 

この話を聞いて、自分のことのように嬉しくなりましたし、塾を信頼してくれたお父様お母様にも感謝しております。今後も彼の持っている可能性を引き出せるように指導していこうと思います。また、今いる全ての子どもたち、そして今後新たに出会う子どもたちのために、「より良い教育」を追求していきたいと思います。

 

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