先生ブログ
知識は「オモシロイ}から
2016年12月05日 16:58
こんにちは。
講師の山本です。
12月に入り今年も残すところあとわずかです。ということは、中学・高校受験もあと1か月ですね。1月に第一志望を控えている人はラストスパートです。保護者の皆様には是非、お子様の体調面に気を付けてあげて下さい。
さて、本日は駿英ゼミナール辻校の一部の生徒に流行っている漫画をご紹介します。
人体の中にある細胞を擬人化した漫画です。人体の中でウイルスや細菌とどのような戦いが繰り広げられているのかがコミカルに描かれています。
この漫画が一部の小中学生の男の子にウケていて、「白血球」「赤血球」はもとろんのこと「マクロファージ」「キラーT細胞」などといった言葉を覚えていました。
それらが、どんなものかは当然まだはっきりと説明できるわけではありませんが、中学や高校の生物の授業の中でその言葉たちと再会し、「ああ、あれか!!」と覚えている言葉とその意味をつなげてくれるでしょう。
言葉の真の意味が分からなくとも、子どもたちは「だぶん、こんな意味だろう」と類推しますし、学ぶ場面や習う場面でその言葉と出会ったとき、はるかに覚えやすくなります。なぜなら、その言葉は以前から知っている「特別な言葉」なのですから。
私は、友達の影響で小学校4年生ごろ『三国志』(横山光輝版)を読み始め、ファミコンの「三国志」もやるようになりました。おかげで小学校4年生にして「人材登用」や「忠誠」・「民への施し」
「開発」といった言葉などを覚えられました。
といっても
「人材登用」→「自分の味方にする」
「忠誠」→「数字の高い奴は裏切らない」
「民への施し」→やっておけば国民が暴れない
「開発」→やっておけば食料が増える
という程度です。でも、それらの言葉をその後学んだ時「そういう意味だったのか」と確実にその言葉が自分のものになったことを覚えています。
どこで、何が、どのような形で自分の知識につながっていくのかはわかりません。
本・テレビ・漫画・映画・観劇・ゲーム、様々なことを経験させておくにこしたことはありません。
数年前から「新劇の巨人」という漫画が中学生の中で人気になっています。残酷な描写もあり、子どもにはどうかとも思いますが、その漫画の有名なセリフ「駆逐してやる!!」のおかげで、多くの中学生(特に男子)は「駆逐」が読めるし、書けるし、意味も分かっています。
知識につながるものは様々なもの中に隠れています。
そして、知識につながるものは全て「オモシロイ!!」から始まっています。
子どもたちの「オモシロイ」と思っているものを大切にしてあげて下さい。
塾には、上記以外にも漫画や小説がかあります。どれも、講師が面白いと思ったものばかりです。「共感してくれる子どもたちが増えるといいな」と思っています。
塾で小休憩の合間に読む「漫画」は普段の家で読むのとは異なり、格別に面白いと思いますよ。