先生ブログ
いよいよ1週間前ですね
代表
2011年02月09日 10:46
昨日雪が降りましたね。去年も受験付近の時期に雪が降っていた記憶があります。まだ中学2年生だった君達を、塾としては受験生として扱い始めた時期。つまり中学2年の3学期末前ですか。あれからもう1年がたちます。あの頃はまだヨチヨチ歩きだった君達も、今では立派(??)な受験生に成長しました。
さあ皆さん、去年の春から今日までを、思い起こしてみて下さい。
「自分はやりきった!!もうやることはない!」と胸を張って言えるでしょうか?
はたまた、「やばい!!あの時もっとやってれば、、ああ!!時間は戻らない!」 と焦っていますか?
もしくは、「もう今更仕方ない、なるようになれよ、俺は知らない。」 と諦めモードでしょうか?
正直に言ってしまえば、私が受験生だったころは、3番目の諦めモードに落ち着く場合が多かったです。
「もう今更知るかよ、本番で出来る問題が出ればラッキーだよな」
出ませんでした。出来る問題は。本番前の2校を連続で落とし、絶望的な状況に陥った私はモード2に切り替わりました。「やばい!!!どうしよう!!ああ!時間は戻らない!!」
後悔、絶望、そして開き直り。「もういい!学歴だけが全てじゃないだろ!!バイトしてボクサーになって世界を獲れば学歴なんぞ吹っ飛ぶさ!!」こんな滅茶苦茶なことさえ考えました。
しかし、そんな理由でボクサーを目指す人間は、世界どころかプロになることさえ100%不可能でしょう。
負のスパイラルに陥った私は不安といら立ちで勉強も手がつかない、夜眠れずに部屋の中を歩き回り、そして開き直ってシャドーボクシングをし始めるという最悪の状況に陥っていました。そのときでした。私の落ち着きのなさを見かねたのでしょう。父が1冊の本を私の部屋に投げ込みました。
あいだみつをの詩集でした
「詩人になれってこと?」
ページを開いた私の目に入ってきた言葉、忘れられない言葉です。
「頑張らなくていいんです。ただ動きなさい。」
不安と苛立ちののモヤモヤが消えていくのが自分で分かりました。
そうか、考えて後悔したり、頑張らないと、と焦っても何も変わらない。とにかく動くこと。受験生なら手を動かすことだ。
その日から私は眠る時間、食べる時間以外はすべて、机に向かいました。塾で机にむかい、家に帰って夕飯を食べたら机に向かう。
特に暗記モノの理科社会は試験が始まる直前まで伸びます。
中3諸君、勝負はこの1週間です。後ろを振り返っている時間はありません。本番前日までとにかく手を動かし、試験中もとにかく書いてみること。分からない問題で止まってしまったら、脳も停滞します。だから次の問題です。分かる問題から解いて手を動かしていく中で、脳が活性化されます。さっき分からなかった問題が、後でみると、「あ!!!」 と気付くこともあります。わかる問題から先に、分からなかったものは後で余裕を持って見直しましょう!!
皆さん、頑張らなくていいです。とにかく動きましょう!! 君達のラストスパートに期待しています!!
【学習参考資料】
北辰テスト、漢字検定、英語検定、数学検定