先生ブログ
幼児教育の重要性に関して
2018年09月24日 19:07
こんにちは中山です。ようやっと夜は涼しくなってきましたね。
駿英ゼミナールでは 幼児クラスを設置しています。 なかなか一般的な学習塾で考えると変わった試みだと思います。
学習塾でなんで幼児クラスなのか?という疑問に対して今回は書いていきたいと思いますが、まず初めに
当塾で掲げる 教育の指針とには「生きてゆく力をつける」というものがあります。
当然それは 「積極的に学ぶ力」「周りとの協調性」「問題を自分で発見する力」など 様々な要素が含まれた言葉なのですが
そもそも逆に言ってしまえば 「生きてゆく力のない人間」「生きてゆく力をつけられない環境」とはどんなものなのか?ということを考えてみましょう。
すごく分かりやすい例で言うと 自転車の補助輪を外す時を考えるといいと思います。
当然目的は 補助輪無しの自転車を子供が一人でこげるようになることです。
自転車の練習って 最終的には誰でもこげるようになるとおもいます。 ただその時に大事なことは 乗れるようになるまでのプロセスの中で
「痛み」や「失敗」を乗り越えてゆくと 自分で「新しい能力」を獲得できる という経験値を手に入れられることにあるのだと思います。
逆に言えば ずーっと 荷台の部分を大人が持ってあげて 一度も転ばないようにフォローをし続けた場合って いつまでも
「一人で乗れるように」なりませんよね?
自転車の場合は どこかで大人が手を放します。だからみんな乗れるようになりますが、ただ、その他の事項の場合に
いつまでも手を離せなかったり 細かく横から「指示」をし続けてしまう場合があります。 これって「生きてゆく力」
「自立」といったものにたどり着ける 見込みがあるでしょうか???
当然ないです。
大事なことは「失敗をさせること」「今は出来ないことにチャレンジ」することです。
トライ&エラーを繰り返せば 繰り返すほど 自分の実力が上がってゆく、この事実を「肌感覚」で分かってる子って
強いです。成長する力が 圧倒的にあります。
当塾の生徒で小学生低学年で いわゆる周りから「あの子は頭がいいから」「もともとできるから」と言われている子がいますが、
はじめ幼稚園児の時に 当塾に来た時には 絵を書くのが嫌いでした。 自分は書けないから「チャレンジしたくない」
そうすると 嫌なものに「チャレンジしない」癖がついているので 字も嫌いなんです。
また別な子は、 初めて見る問題やクイズだと「答えを教えて」と言って自分で試すことをしませんでした。
これがこのまま行くと「簡単な問題は落とさないけど、難しい問題は一人では解けない」癖がつくパターンですよね。
こういった マイナスの芽は学年が上がる中で「プラスの芽」の成長を妨げるくらい大きくなることは 多々あります。
ですが はっきり言うと 小さければ小さいほど そこって簡単に摘んであげることが出来るんです。
ちなみに上記した2人の子は 今は 図を書くのは大好きで得意だし、難しい問題は誰よりも楽しく取り組む癖がついています。
高学年のお兄さんお姉さんたちにも 負けない子になっています。
幼稚園児時代に沢山「失敗」しました。でも絶対に前より良くなってる部分はあるんです。そして大事なことは「チャレンジした」こと自体を
褒める、凄いことなんだということを 一番伝えることですよね。 これをやっていくと 絶対に変わってきますし、一番そうした経験が必要なのが
幼児のころだと 駿英では考えています。
それを出来るようになっている現状だけ見ると「元々」とか「出来る子は違う」の一言で片付けられてしまいますが、 実際は 塾とご家庭で手を組んで
長年にわたってコツコツと取り組んできた結果、 「マイナスの芽」を摘んで「プラスの芽」 を大きく育てることが出来たから、ということなのですが、 まあ どうしても 現状だけ見ると 分からないですよね笑 もともとが 凄いってことになります。
(凄いんですよ、実際。それは何が凄いかって、 沢山失敗することを怖がらずに経験したことが凄いんですが)
「自分でやりぬきたい意欲」「分からないものに恐怖よりも楽しみを見つけ出す意欲」 これらの いわゆる「勉強や学習を楽しむ力」があれば
どんな壁も乗り越えて成長してゆけると 当塾では考えています。 もちろん、小学生、中学生から入ってくる子たちにもそこを身に付けて行こうと考え指導してゆきますが、
学年が上がるほど、学校の進度、現状の子供たち自身の自己評価の低さ、ここら辺を払拭解決するまでに時間がかかってしまう場面が多々あることは事実です。
ですが 幼稚園児に関しては まだまだ いらない情報が ほとんど乗っていませんから 時間をかけずに 苦手を消して プラスの芽をたくさん作りやすいのも 事実です。
ですので 当塾では 小学生、中学生、高校生 、だけではなく 幼児クラスも設置し、 早い段階から「進んだ勉強」をするわけではなく、
もっと大事な「学習に対する意欲」「どんなものにも楽しんで取り組む姿勢」こういったものを手を変え品を変え 行っています。一番大事な土台ですよね
当塾では小学生になると「教養クラス」や「社会科見学」 また中学生、高校生になると「キャリア教育」「大学生とのグループディスカッション」等
その学年ごとに様々 やっていきますが、
やれるのであれば スタートは早ければ早いほどいいです。 モチロン「間違った方針」ではなく「正しい方針」でやってゆくことが 必須ですが。
今後のブログでも 様々な「学年」において どのように子供たちの可能性を引き出してゆくのか という話をさせていただきたいと思います。