先生ブログ
9/30 北辰テスト
2018年09月26日 14:54
こんにちは。
講師の山本です。
急に涼しくなりましたね。体調管理には十分気を配りたいところです。
さて、タイトルにあります通り9月30日は北辰テストが実施されますね。今年度は異例の9月に2回開催です。いつもより一週間準備期間が短くなりましたが、条件は皆同じです。塾生のみんなにはベストを尽くしてもらいたいと思っています。
今回、私がお伝えしたいことは「北辰テスト」に対する心構えです。北辰テストは私立高校の併願・単願を受けるうえで重要な役割を担っていることは間違いありません。ついつい偏差値に目がいってしまいますよね。
ですが、本来の使い方は偏差値を測るためのものではありません。先日、辻校舎と別所校舎の3年生に時間をもらって以下のようなことを話しました。
「部活動と高校入試の類似性」
【部活】
大会・・・・ベストを尽くし勝利する
(コンクール)
↑
練習試合・・・練習での技術・戦術が身についているかのチェック
(発表会) 新たな課題の発見
↑
練習・・・大会での勝利を目指し、対戦相手・自己の分析を行う
対戦相手の弱点を狙った戦術練習
自己の長所を伸ばし・短所を補う技術練習
上記のような流れが一般的ではないでしょうか。まずは、しっかり練習を行い体力・技術・戦術を身につける。そして、練習試合を通して定着度を測り、新たな課題を見つける。課題をみつけたらまた練習&練習試合・・・これを繰り返し本番に備えていきますよね。
これは、受験においても同様です。
「大会」=「第一志望校入試」・・・合格を勝ち取る
↑
「練習試合」=「模擬試験・北辰テスト・定期テスト・過去問演習」
課題の定着度を確認
新たな課題の発見⇒即座に解きなおし
↑
「練習」=「日々の宿題・夏休みの長期課題」
受験に必要な各教科の知識の詰め込み
夏休みまでは、「北辰テスト・入試」などの過去問はやらなくて良いと言ってきました。それは、ベースとなる学力がないまま問題演習を行っても意味がないからです。部活が始動したばかりで、初心者・ルールも曖昧な者が練習試合を行うようなものです。
私たち講師は、私国立・公立の入試問題を研究してきています。そしてその分析の元、夏休みに長期の課題を出しました。これをやり遂げた者ならば、一通り受験に必要な知識に目を通したはずです。
しかし、一度では定着は難しいですね。ここで、いよいよ「北辰テスト」をはじめとしたテスト形式の演習の出番です。問題演習をドンドン行い、自身の知識の穴を埋めていきましょう。演習をこなしていき、自身が身につけた知識を「取り出し」「使う」訓練をしていくのです。
駿英ゼミナールでは、9月より毎週1年分ずつ北辰テストの過去問演習を宿題として出しています。また、間違えた問題の解きなおしの提出も義務付けています。
ここまで、内容がご理解頂ければ。「北辰テスト」を始めとしたテストの位置づけが分かったと思います。これらは、偏差値を測るためのものではありません。第一志望校合格のために必要な知識の定着度の確認と新しい課題発見のためのものです。
練習試合で勝って浮かれていてはいけませんし、負けたからといって絶望するのも愚かです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(剣術家 松浦静山)
同様に、「北辰テスト・模擬試験」の結果が良かったからといって「オレ、この高校いけるんジャネ!!」とか悪かったからといって「第一志望の高校はあきらめた方がいいかも・・・」なんて考えてはいけません。すべては第一志望校合格のために利用するのです。
どうか、このことを生徒並びに保護者の皆様にご理解いただきたいと思っています。入試まで、まだまだ時間はあります。しっかり自身・お子様の目標を見定めてください。
「Where there's a will ,there's a way」です。これが訳せない生徒は英語担当の講師迄来るように!!