先生ブログ
論理脳パズル
2019年02月15日 22:08
みなさん、こんにちは。
講師の鈴木です。
私は普段辻校舎で教養クラスを担当していますが、最近は別所校舎でも担当しています。
先日別所校舎で教養クラスを実施した内容について書こうと思います。
前回は物理学者アインシュタインが考案した論理脳パズルを解いてもらいました。
このパズルは論理的問題をもとに作られた、考える力や発想力を鍛えるためのブレイン・パズルです。
このパズルの特徴は、ただ知識を詰め込むのではなく、自分で考えて答えを導き出す能力を引き出すように作られています。
元になった論理的問題は大人向けに作られたもので「世の中の98%の人は解けないだろう」とアインシュタイン自ら言っていたそうです。
具体的にどんなパズルかというと…
まず問題が提示され、それを解く上で必要な手掛かりが挙げられています。
その手掛かりを組み合わせて、右側の表に情報を記入していきます。
そのまま素直に表に書き込める情報もあれば、手掛かりをいくつか組み合わせないと
記入できない情報もあります。
子どもたちは段階を追って解かなければ答えにたどり着くことはできないので、
よく手掛かりを読んで解いていました。
子どもたちが苦戦した表現が「〇〇が好きな人は、△△さんの左側(右側)にいる」というものです。
普段の子どもたちであれば、会話の中で位置を言う際に、「左」「右」「上」「下」などの言葉を使って相手に伝わるように話していきます。
それにもかかわらず文章で書かれていると、「あれ?どっちなんだ?」としばらく悩んでしまう子が多かったです。
ですが繰り返し問題を解くことで、「もう大丈夫!」と自信満々に解いてくれていました。
その表情を見たとき、とても嬉しくなる瞬間ですね。
こんな表情をもっとさせたいなと改めて思う授業でした。
ちなみにアインシュタインが世の中の98%は解けないといった、この論理パズルのもとになった問題がありますので、それを載せておきます。
皆さんもぜひ解いてみてください。
それぞれの国籍の違う5人の人達が、
それぞれ色の違う5つの家に住んでいて、
それぞれ種類の違う5匹のペットを飼っていて、
それぞれ違う5種類の飲み物を飲み、
それぞれ違う5種類のタバコをすっています。
さて、ペットに魚を飼っているのは誰でしょう?
(ヒント)
1.イギリス人は赤い家に住んでいる
2.スウェーデン人は犬を飼っている
3.デンマーク人は紅茶を飲んでいる
4.緑の家と白い家は隣同士で緑の家が左側
5.緑の家の持ち主はコーヒーを飲んでいる
6.パルマルを吸っている人は鳥を飼っている
7.黄色い家の持ち主はダンヒルを吸っている
8.中央の家に住んでいる人はミルクを飲んでいる
9.ノルウェー人は最初(左端)の家に住んでいる
10.ブレンドたばこを吸っている人は猫を飼っている人の隣に住んでいる
11.馬を飼っている人はダンヒルを吸っている人の隣に住んでいる
12.ブルーマスターを吸っている人はビールを飲んでいる
13.ドイツ人はプリンスを吸っている
14.ノルウェー人は青い家の隣に住んでいる
15.ブレンドたばこを吸う人の隣人は水を飲んでいる