先生ブログ
心の成長 by中山
2019年02月19日 16:08
「あのとき辞めなくてよかった」
「あの頃は未熟で、全部先生達のせいにして、塾を変えて他に行けば何とかなると思ってたけど、今考えると間違ってた。自分が甘えてたんだ。」
「ころころ塾を変えてた子達は 今全然頑張れてない」
「すげえ厳しくされてきたけど、駿英の先生達が言ってくれたことが今は分かるし、あれだけ言ってくれたのを今は感謝できる。先生達の為にも頑張りたい」
先日面談をした 中3生徒のお母様から、最近息子からこんな言葉が聞けて、びっくりしたし、嬉しかったという話をうかがいました。
私も嬉しいとお伝えしました。 もちろんそれは それだけ彼が成長してくれたということに対してです。
「精神的な成長の上にしか、技術的な成長も生まれない」
というのは野村監督の言葉ですが、 かつては相当に私だけでなく、鈴木や増渕含め、多くの講師が彼に限らず、今の中3には うるさく言ってきました。
いい加減なことは許さない。 メリハリをつけろ。自分に対して自信を失う言動はするな。
子供にとって 見逃すことがマイナスになることに関しては 妥協せず 向き合い、叱るときは本気で叱ってきました。
一番の基礎部分は、「正しい姿勢で、正しい基準で」 身に付けて行かないと何も成長しないからこそ、
小さなことでもしっかり指導はして来ました。
子供を指導していくうえで一番大事な部分です。
それが今理解できる、感謝できる ということは 本当に彼の中で成長があったからこそだと思います。
もちろん ここから高校受験の本番が始まりますので、本人だけでなく 我々もここから更にスパートをかけるつもりで指導していきますが、
受験を通して ヒトとして成長すること、 言い訳をせずに 自分の責任で決めた目標に向かいやり切ること。
ここがしっかり出来てくれば 必ず結果も 出るということを 彼らに証明させたい、そしてそれを自信の土台にして ここから先に向かっても更に 力強く 歩いて行ってもらいたい。
そういった願いの元に 私たちは 今までもこれからも 子供達と本気で向き合い、指導していきます。
子どもの指導においてここが一番大事だということはいくら時代が変わっても 技術が発展しても 変わらないことだと思います。
しかし一番 泥臭く 嫌な役回りになる 周りの大人が担わなければならない 役割を
「どう担えばいいか分からない」「損な役回りだし、子供に嫌がられないことの方がいいんじゃないか」
そうした腰が引けてしまった教育者や大人が多い現実も、あると思います。
しかし、そんな大人にしか出会えないことこそが、 「将来に希望を見いだせない」 「毅然とした良い大人のお手本がいない」ことが 最も子供にとって不幸なことではないかと思います。
ですから逆に駿英では、言うべき時ははっきり伝えること、白黒はっきり言うときははっきりさせる。駄目なことはダメ。良いものは良い。
特に「ここを なんとなく見逃すと、ここをOKしてしまうことは行く行くは子供にとってマイナスになる。頑張れない子になる」
そういった場面において、 しっかり言える大人でありたい、子供を良い方向へ導ける塾でありたい。 そういった思いは校舎が増えても、
生徒や先生の人数が増えても、塾を始めた当初からずっと変わらない部分ですし、今後も変わらずにやって行こうと思います。
駿英に通っていてよかった、 駿英が家の近くにあって良かった。 本人にもご家庭にもそう言ってもらえる、 関わる人間全員が胸を張れるような塾として、これからも 全員で成長できる環境を 発展させていきたいと思います。
皆さん 受験直前の最後の最後まで 気持ちも、成績も 成長させてゆきましょう。まだ伸びます。受験当日まで一緒にやり抜きましょう!!
(表の写真は 先生達の勉強会の様子です)